飛行缶 -SORA・TOBU・CAN-

デザインがカッコイイ缶を集め出したのが始まりでした。気づけば部屋中に大量の缶が。エピソードとともに整理しながら発表していきますので、おつきあい頂ければ幸いです。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

24 NECの逆襲


ほろ苦い思い出もあったが、自慢の愛機には違いないX1 turbo。
私は相変わらずゲームやプログラミングに没頭していた。


X1f版「MAPPY(マッピー旧バージョン)」
マイコンベーシックマガジンを発行している電波新聞社から移植発売されていた
ナムコの名作。 ベーシックで作られたとか。


X1版「MAPPY(マッピー新バージョン)」
上のマッピーのニューバージョン。 画面の荒さは録画状態の悪さとして、
動きがスムーズで早くなってるのが分かるかな?


X1版「Lode Runner(ロードランナー)」
アメリカから上陸したパズルアクションの名作。 流行ったなぁ…。


X1版「The Castle(ザ・キャッスル)」
マイナーだけど、ものすごくよく出来ていたパズルアクション。
グラフィックも可愛いし、続編も作られた。


X1版「LAGLANGE(ラグランジュ) L-2」
当時、理不尽な設定のアドベンチャーゲームが乱立していた中で、
リアルで硬派な内容がウケた。 ただ、メチャクチャに難しくて、
最初のシーンをクリアするまでに、何回もゲームオーバー(時間切れ)の苦汁を。

これだけ見ても、X1のゲーム再現度というか、美しさやスピードは
当時では最高ランクに位置し、私はその性能に満足していた。
しかし、この時代の日進月歩は、想像を超える恐ろしいスピードで進行していた。

翌年の1985年にNECが発売した「PC-8801mkⅡSR」の登場である。

PC-8801mk2SR

これはセンセーショナルな大事件だった。
このSRは、それまでのPC-8801mkⅡとは
全く別物と言ってもいいほどの進化っぷりだったのだ。 

御三家で最も遅かったグラフィック性能が格段にアップし、
色も512色使えるようになった。
だが、最も強烈で衝撃的だったのは「音」だった。
「FM音源」を標準装備していたのである。
FM音源とは、いわゆるシンセサイザーみたいなもの。

それまでのパソコンでは、「PSG」という音源で、
ファミコンのような単純な音が鳴らせるだけだった。


SHARP X1版「THEXDER(テグザー)」タイトル画面

しかし、FM音源はピアノやバイオリンの音なども
かなり忠実に出すことができるのだ。
このSRの店頭デモでは、「ラヴェル」の「ボレロ」や
「ヴィヴァルディ」の「四季」が奏でられていた。

「パソコンからクラシックが流れている!?」

私は、このデモを見るためだけに、近くの電気屋さんに通ったものである。


NEC PC-8801mkⅡSR 付属デモンストレーション・ディスク

「買うのが1年早かったか…?」

SRが出た時に、正直に思ったことだった。
友達がSRを買うと知るや、早速遊びに行って例のデモを見せてもらった。
確かにカッコイイ。 早いし、きれいだし、何といっても音がいい。


PC-8801mkⅡSR版「THEXDER(テグザー)」

この「テグザー」という名作アクションシューティングは、もともとは
PC-8801mkⅡSRの登場と同時に発売され、SRのキラーソフトとなった。
当時のSRユーザーの2人に1人が持っていたという噂もある。
私もX1版を購入して、ジョイスティックが壊れるぐらいやりこんだゲームで、
ゲーム内容自体はX1版も変わらないのだが、
タイトル画面やBGMの有無で明らかに劣っている感は否めなかった。

SRは最上位機種が258,000円と決して安くなかったが、
これだけの性能を持ちながら私のX1turboよりも若干安いのである。
ましてや、もともとゲームの数もユーザーも多いPC-8801シリーズ。
このSRは爆発的に売れ、NECのシェアは不動のものとなった。


つづく
スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。