
今日はクリスマス・イブである。
前回までの流れからすると、クリスマスについても
否定しなきゃいけなさそうだが・・・・・、ま、いいでしょ。
子どもが朝起きると、枕元にプレゼントが置いてある。
ロマンチックな行事じゃありませんか。
豪華なディナーを食べたり、カップルでいちゃつく日ではありません!
子どもがケーキ食って、プレゼントをもらう日です!
子どもはこの日のために「いい子にしてないとサンタさんが来ないよ~」
という、親の攻撃呪文に耐えているのです。それが報われる日なのです!
普段からわがまま三昧しているくせに、
さらに彼氏にプレゼントを要求する日ではありません!
えーと、何の話だ? ああ、クリスマスプレゼント。
小さい頃は、私も人並みにサンタクロースの存在を信じていた。
保育園で作った画用紙製のくつ下に欲しいものを書いた紙を入れ、
翌朝、枕元に期待通りのプレゼントが置いてあると、
そりゃもう、大喜びしたものである。
当時は「超合金」が全盛期だった。
超合金とはその名の通り、科学技術の粋を結集して作られた
核爆発にも耐えるスーパーな金属のことである。
と、子どもの頃は信じていた。
超合金とは、ロボットアニメ「マジンガーZ」が「超合金Z」という
とても硬い架空の金属で作られているという設定を利用して売り出された
ことから端を発した「ダイキャスト製のおもちゃの総称」である。

「ダイキャスト」とは「鋳造」のことで、材料にする金属はさまざまだが、
ミニカーの「トミカ」がダイキャスト製だと言えばイメージしやすいだろうか。
金属製でずっしりと重たい超合金は、ロボットの重量感を見事に表現し、
子どもたち憧れのおもちゃだった。
私も、超合金が大好きだったので、
当時放送していたロボットアニメの超合金をサンタさんにお願いした。
「ザンボット3(スリー)がほしいです」
ザンボット3とは、3機合体のロボットが主役メカである。
余談だが、ドラえもん以外で「大山のぶ代」が主人公の声をあてた
数少ないアニメのひとつである。

私はそれが欲しいと両親にも話したのだろう。
25日の朝、枕元には超合金とおぼしきプレゼントが置いてあった。
「ザンボット3だ!」
おや? 箱がちょっと小さいぞ? もしかしてザンボット3じゃないのか?
包装紙を開けてみる。 やっぱりザンボット3だ。
間違いなくザンボット3だ。
ザンボット3の・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3号機だけだ・・・・・。
ザンボット3は、1号機から3号機が登場し、
その3機が合体して「無敵超人ザンボット3」となる。
1号機の「ザンバード」は、小さい飛行機型だが
主人公が乗るメカで、頭の部分になる機体である。
単独で「ザンボエース」というロボットに変形する優れものである。

2号機の「ザンブル」は戦車である。 胴体と腕の部分を担当するメカで、
可動部(ギミック)が多く、キャタピラが子どもの心をわしづかみである。

そして3号機の「ザンベース」。 足の部分である。 以上。

これは、ちょっと悲しかった。
1号機だけなら、ロボットになるし、とても嬉しかっただろう。
2号機だけでも、ドリルなどオプションパーツが豊富なので遊べたろう。
しかし3号機は、ほとんど動かないのである。
動くのは足首になる部分だけで、構造上、ヒザ関節すら曲がらない。
今見れば、このデザインもなかなかカッコイイと思えるが、
子どもにとっては、ギミックがない超合金など単に重いだけの物体だ。
私は後悔していた。
なぜ「ザンボット3の3機とも欲しいです」と書かなかったのかと。
両親は知らなかったのだ。
「ザンボット3」が3機合体のロボットの総称だと。
きっと、1号機が「ザンボット1」、2号機が「ザンボット2」だと思い、
「3号機だけ欲しいなんて変わった子ねぇ。
もしかして3つも欲しいなんて言うのを遠慮したのかしら。」
とか思いながら、3号機だけを買ったのかも知れない。
私はサンタさんを信じていたので、親を責めるのではなく
サンタさんが勘違いしたのだと親に力説した。
が、その後も1号機と2号機を買ってもらえることはなかった。
冬休みに近所の子どもたちと砂場で遊んだ時、
みんなはギミック盛りだくさんのおもちゃを持ってきていた。
私の手には動かない3号機が握りしめられている。
大きさと重量だけは他を圧倒していたし、可動部がないことで
砂に埋めても平気なだけが取り柄だったので、それを自慢した。
子ども心に、非常に悲しかった思い出である。
翌年のクリスマスからは、プレゼントをお願いする時に
細かく書くようになったのは言うまでもない。
クリスマスになると、今でもこの時のことを思い出す。
ああ、見たかったなぁ。 3機合体した勇姿を・・・・・。

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前回までの流れからすると、クリスマスについても
否定しなきゃいけなさそうだが・・・・・、ま、いいでしょ。
子どもが朝起きると、枕元にプレゼントが置いてある。
ロマンチックな行事じゃありませんか。
豪華なディナーを食べたり、カップルでいちゃつく日ではありません!
子どもがケーキ食って、プレゼントをもらう日です!
子どもはこの日のために「いい子にしてないとサンタさんが来ないよ~」
という、親の攻撃呪文に耐えているのです。それが報われる日なのです!
普段からわがまま三昧しているくせに、
さらに彼氏にプレゼントを要求する日ではありません!
えーと、何の話だ? ああ、クリスマスプレゼント。
小さい頃は、私も人並みにサンタクロースの存在を信じていた。
保育園で作った画用紙製のくつ下に欲しいものを書いた紙を入れ、
翌朝、枕元に期待通りのプレゼントが置いてあると、
そりゃもう、大喜びしたものである。
当時は「超合金」が全盛期だった。
超合金とはその名の通り、科学技術の粋を結集して作られた
核爆発にも耐えるスーパーな金属のことである。
と、子どもの頃は信じていた。
超合金とは、ロボットアニメ「マジンガーZ」が「超合金Z」という
とても硬い架空の金属で作られているという設定を利用して売り出された
ことから端を発した「ダイキャスト製のおもちゃの総称」である。

「ダイキャスト」とは「鋳造」のことで、材料にする金属はさまざまだが、
ミニカーの「トミカ」がダイキャスト製だと言えばイメージしやすいだろうか。
金属製でずっしりと重たい超合金は、ロボットの重量感を見事に表現し、
子どもたち憧れのおもちゃだった。
私も、超合金が大好きだったので、
当時放送していたロボットアニメの超合金をサンタさんにお願いした。
「ザンボット3(スリー)がほしいです」
ザンボット3とは、3機合体のロボットが主役メカである。
余談だが、ドラえもん以外で「大山のぶ代」が主人公の声をあてた
数少ないアニメのひとつである。

私はそれが欲しいと両親にも話したのだろう。
25日の朝、枕元には超合金とおぼしきプレゼントが置いてあった。
「ザンボット3だ!」
おや? 箱がちょっと小さいぞ? もしかしてザンボット3じゃないのか?
包装紙を開けてみる。 やっぱりザンボット3だ。
間違いなくザンボット3だ。
ザンボット3の・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3号機だけだ・・・・・。
ザンボット3は、1号機から3号機が登場し、
その3機が合体して「無敵超人ザンボット3」となる。
1号機の「ザンバード」は、小さい飛行機型だが
主人公が乗るメカで、頭の部分になる機体である。
単独で「ザンボエース」というロボットに変形する優れものである。

2号機の「ザンブル」は戦車である。 胴体と腕の部分を担当するメカで、
可動部(ギミック)が多く、キャタピラが子どもの心をわしづかみである。

そして3号機の「ザンベース」。 足の部分である。 以上。

これは、ちょっと悲しかった。
1号機だけなら、ロボットになるし、とても嬉しかっただろう。
2号機だけでも、ドリルなどオプションパーツが豊富なので遊べたろう。
しかし3号機は、ほとんど動かないのである。
動くのは足首になる部分だけで、構造上、ヒザ関節すら曲がらない。
今見れば、このデザインもなかなかカッコイイと思えるが、
子どもにとっては、ギミックがない超合金など単に重いだけの物体だ。
私は後悔していた。
なぜ「ザンボット3の3機とも欲しいです」と書かなかったのかと。
両親は知らなかったのだ。
「ザンボット3」が3機合体のロボットの総称だと。
きっと、1号機が「ザンボット1」、2号機が「ザンボット2」だと思い、
「3号機だけ欲しいなんて変わった子ねぇ。
もしかして3つも欲しいなんて言うのを遠慮したのかしら。」
とか思いながら、3号機だけを買ったのかも知れない。
私はサンタさんを信じていたので、親を責めるのではなく
サンタさんが勘違いしたのだと親に力説した。
が、その後も1号機と2号機を買ってもらえることはなかった。
冬休みに近所の子どもたちと砂場で遊んだ時、
みんなはギミック盛りだくさんのおもちゃを持ってきていた。
私の手には動かない3号機が握りしめられている。
大きさと重量だけは他を圧倒していたし、可動部がないことで
砂に埋めても平気なだけが取り柄だったので、それを自慢した。
子ども心に、非常に悲しかった思い出である。
翌年のクリスマスからは、プレゼントをお願いする時に
細かく書くようになったのは言うまでもない。
クリスマスになると、今でもこの時のことを思い出す。
ああ、見たかったなぁ。 3機合体した勇姿を・・・・・。

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