飛行缶 -SORA・TOBU・CAN-

デザインがカッコイイ缶を集め出したのが始まりでした。気づけば部屋中に大量の缶が。エピソードとともに整理しながら発表していきますので、おつきあい頂ければ幸いです。

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瓶と王冠の事情 1

さて、4回にもわたってコカ・コーラについて考えてきたが、
コカ・コーラの本来の姿といえば、やはり瓶ではなかろうか。

今やすっかり見かけなくなった瓶飲料。
昭和テイストを売り物にした店やイベントで時々売っていたり、
あるいは復刻版という形で発売されることもあるが、
基本的に入手するのが困難になってしまった。

このブログは、缶のデザインについてあれこれいうのが主旨だが、
たまには瓶も登場するのである。

というわけで、今回は瓶にまつわる思い出話なんかを書いてみたくなった。

Can Bottle 1


コカ・コーラ 6オンス瓶
炭酸飲料 190ml
糖類、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン
コカ・コーラ ナショナルビバレッジ



私が小さい頃。
映画「ALWAYS」のような、コカ・コーラが日本に入ったばかりの頃ではなく、
アポロ11号の月面着陸という世紀の大イベントも見てなくて、
大阪万博もすでに終わっていて、まったく記憶になく、
でも、まだ自宅に風呂がない家があって町中に銭湯がいくつかあり、
市街地でも下水が完備されていなくて汲み取り式の地区があり、
車を持っていない家庭もまだまだたくさんあって、
押し入れにはカラーテレビに座を奪われた白黒テレビがしまってあって、
冬には豆炭を入れたアンカや湯たんぽを布団の中に入れて、
石油ストーブでなく、練炭の上に網を置いて餅を焼き、
ウォークマンどころかラジカセすら影も形もなかった時代の話。

今や携帯電話と同じぐらいに、子どもから大人までの必需品ともいえる
コンビニエンス・ストアという業態は存在しておらず、
お店というのは5時か6時ぐらいで閉まるのが一般的だった。
近所の大型スーパーでさえ、普段は6時に閉店し、毎週木曜だけ
6時半までやるというのが珍しいとさえ感じる時代だった。
カラオケ店もレンタルビデオ店もなく、夜まで営業しているのは
大人の行くお店か、ゲームセンターぐらいだった。
そのゲームセンターでさえ、8時ぐらいには終わっていたと思う。

コンビニがないわけだから、ドリンク事情も今とはまったく違っていた。
ペットボトルはまだ存在してないし、(詳しくは下のまめちしきを参照)
缶ジュースや自動販売機はあったが設置してある数は少なく、
ジュースの主流といえば、まだまだ瓶だった。
当時の瓶ジュースは、1本50~70円ぐらいだったろうか。
子どもの小遣いでも買える値段だったのは間違いない。

瓶というのは重いしかさばるしで、今では扱いに困るぐらいだが、
ゴミの分別や回収も現在とは事情が異なるので、
ジュースの瓶は、近くのお店に持っていくのが一般的だった。
お店というのは、そのジュースを買った店でなくても構わなくて、
瓶ジュースを扱っている店ならどこでもよかった。

しかも、空き瓶をお店に持っていくと、
なんとそのお店から10円がもらえるというシステムだった。
家にたまった空き瓶をお店に持っていくのは子どもの私の役目で、
もらった10円×本数が自動的に私のお小遣いだった。
ちなみに1リットルサイズの大きい瓶の場合は20円か30円だった。
このシステムにより空き瓶の回収率はほぼ100%だったそうで、
回収された瓶は工場で洗浄されて、また再利用された。
実際には買う時に10円がプラスされていて、返すことでその10円が返ってくるだけ
なのだが、10円は定価に含まれているのであまり気にならない。
むしろ「瓶を返したら10円もらえる」という感覚が、
わざわざ返しに行くのが面倒だという気持ちを払拭していた。

今思えば、これはすばらしい循環システムだった。
やれエコだリサイクルだと言って、処分代とか買い物袋代を
消費者から徴収する現代のシステムは…、

あんまり楽しくないよなぁ。 

うん。楽しくないと、続かないからね。

ところで、瓶ジュースには内容物を表記する場所がない。
瓶を洗浄してリサイクルする以上、いちいちシールなどを貼るわけにもいかない。
というわけで、唯一の表記場所が王冠である。

王冠

王冠には商品名の他にメーカー名と住所、原材料名とJASマークのみが
書かれている。肝心の賞味期限は王冠の側面に辛うじて印字。
意外なことに内容量は瓶自体にプリントされている。
最近は、どの缶にも表記されている、カロリーなどの栄養成分表示や
取り扱いの注意事項、ましてやリサイクルマークなどは一切ない。
瓶は重くて扱いにくいというだけでなく、
情報化社会となり、消費者のニーズもうるさくなった現代社会では、
情報量を多くできる缶やペットボトルの方が求められたことも
瓶消滅の理由なのかもしれない。

と、ここまで読んで
「王冠てフタのこと?」
と思った人がいるような気がする。
王冠という単語自体、すでに、知らない世代が多いんじゃないだろうか。
そもそも、ジュースのフタを栓抜きで抜くなんて、
社会人になって、瓶ビールのフタを開けて上司に注ぐとかいう年にならないと
経験しないんじゃなかろーか。

というわけで、長くなってきたので、
次回は王冠についても触れたいと思う。

つづくのか、これ。 




まめちしき

ペットボトルが登場したのは1977年、しょうゆの容器に使われたのが最初。ジュースより大容量のしょうゆが瓶からペットボトルになった時は、持った際に随分軽く感じたはずだ。ペットボトルが清涼飲料水の容器として認可されたのは5年後の1982年。ちょうどコンビニが増え始めた頃だ。ペットボトルには酸素透過性があり、中身の酸化劣化を起こす。多くの飲料で、酸化防止剤としてビタミンCが入っているのはさのためだ。飲料の主力商品となったペットボトルは現在までに様々な改良がされ、炭酸飲料用(炭酸の圧に耐えるよう、特にそこの部分が特殊な構造になっている)、加温用(1999年に登場、温めても酸化や変形がしにくいよう肉厚になっていたりするものでキャップはオレンジ色)、冷凍用(2003年に登場、冷凍時の膨張に耐えるよう強化されており、キャップの色は水色)などがある。ちなみに、加温用も冷凍用もサンガリアが開発している。恐るべしサンガリア。ビールのペットボトル化は2004年にアサヒビールが発売を発表したものの、環境面での批判を受けたことなどから撤回。日本では発売されていない。牛乳のペットボトルも、衛生面や品質保持の問題から長年見送られてきたが、2006年に認可された。しかし牛乳の消費量が低下の一途のため、莫大な設備投資をする企業もなく、現在まで発売されていない。span>


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コメント


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昔、タクシー会社が近くにあり
今はなきコーラの瓶の自販機があり
王冠を抜く穴に、ヒモに磁石つけて
たらすと、沢山釣れたんです
王冠が!タクシーの運ちゃんは
いちいち王冠の裏なんてめくらないので
ちょっとした小遣いかせぎにもなったし
何よりスーパーカーがプリントされた
王冠を集めれるのが嬉しかった!

なぜか一つも残ってないのが悔しいのだが
これを公開してくれてるBlogがないか
といつも思うのですが、白馬さま
ご存知です?スーパーカーの王冠

toru | URL | 2008-10-15(Wed)01:34 [編集]


いつもコメントありがとうございます。
ありましたね、スーパーカー。
当時はスーパーカーブームでしたからね。

toruさんは自販機に磁石たらしましたか。
私はそこまではできませんでした。
店頭にあるゴミ箱は漁りましたけど。
ビールの王冠ばかりでした(笑)。

白馬 | URL | 2008-10-15(Wed)01:39 [編集]


フツーの自販機と違ってタクシー会社内に
設置されてて、敷地内だけど屋外なので
誰も注意もせず、のんびりした時代でした
今だと警察に突き出される?けど
ビンの自販機ってなくなりましたね~(笑)

昨日、倉庫で未整理の箱から90年代初めの
コーラ缶が20近く発見できました
250ml缶のコレクションも2~30近く
発見したので、整理に取りかかります
なかなか「缶」ネタが公開出来ないですが
来週のBlogは「缶」ウィークになりそうです、又のぞいてみてください

toru | URL | 2008-10-16(Thu)16:40 [編集]


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