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飛行缶 -SORA・TOBU・CAN-

デザインがカッコイイ缶を集め出したのが始まりでした。気づけば部屋中に大量の缶が。エピソードとともに整理しながら発表していきますので、おつきあい頂ければ幸いです。

高校受験を突破せよ! 出願編1

去年のこの時期は、
センター試験とはなにか?
について書いていた。

今年は大学受験ではなく
高校受験について書いてみようと思う。

今のシーズン的には、センター試験と同じ日程で
私立中学の受験が始まっている頃である。

私立高校受験はそろそろ推薦入試の時期で、
来月が一般入試になるだろうか。

さらに公立高校の推薦・一般はその後である。
公立高校の一般入試は卒業式の後なので
受験する中学生にとっては
卒業式の時期などまだ卒業どころか、
これから正念場という気分である。

で、この高校受験というのも謎が多いというか、
ベールに包まれたシステムである。
情報公開によって、ある程度の情報は
中学校側や受験生にも伝えられるが、
入試という非常にデリケートなことだけに
いまだに秘密の部分がかなりあるのも事実である。

高校入試については、センター試験のような
国が関与するような部分はない。
地方自治体、つまり県や政令指定都市が
それぞれ独自の制度や方法をとっているため、
地域によって詳細は異なる。

例えば内申(ないしん)と呼ばれるもの。
中学生に「内申」と言っても通じないぐらい、
この名称は子どもには一般的ではないが、
簡単に言うと「通知票に毛が生えたもの」である。
出願と同時に、中学校から受験校へ
受験生の個人情報が送られるわけだが、
その名称が「内申書」。
「調査書」「報告書」とも呼ばれる。

これには、受験生の氏名、生年月日などの基本情報から、
3年間の成績、クラスの係活動や生徒会活動、英検などの資格、
所属部活動と役職、出場大会の成績などが記載されている。

例えば

白馬太郎 平成7年1月1日生まれ
国語5、数学3、理科5、社会3、英語4、保体4、音楽2、美術5,技術家庭5
クラス係・委員 1学期・図書委員、2学期風紀委員、3学期体育係
英検3級(平成21年12月取得)、書道2段
陸上部3年間、副部長(3年)、市新人戦短距離3位、県駅伝総合2位

といった感じかな。
あ、これ、私の実際の成績とかと全く関係ないので。覚えてないし。

加えて担任の所見が添えられていることが多く、
「明朗快活」など端的に記されている中学もあれば、
「学級委員長としてクラスをまとめ、常に率先して学校行事に積極的に参加し…」と
長い文章で熱く書いてくれる中学もある。
中には「特記事項なし」というハンコが押されてるだけの場合もある。
どんなタイプで書かれているかは、各担任の情熱の有無というより
自治体や中学校の方針によるところが多いのだが、
文章型の場合は担任の文才や情熱が若干影響するだろう。

この内申書は中学生本人が見ることはできないので、
自分が先生に何と書かれているかは、よほど口の軽い担任に当たるか、
卒業して成人式の時に同窓会でも開いて担任と再会した時に
酔った勢いで聞き出すとかしない限り永遠の謎である。

大学受験の際は内申書にあたるものを必要な数だけ
担任に請求して作ってもらうシステムだったので、
余分に申請しといて提出しなかったものを開封して見たことがある。
なんて書いてあったかの記憶はないが、
若干残念な気持ちになったような記憶もあるので、
もしかしたらわりとショックなことが書かれていたかも知れない。
きっと見ない方がいいものだから、厳封されているのだろう。

人生には知らない方がいいこともあるという教えだな。

うむ。


つづく
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