
私はまったく酒を飲まない。
正確には飲めない。威張って言うことではないが。
生まれて初めてまともに「飲んだ」のは○○才の時だった。
クラスの打ち上げの時に、好きな子が向かいの席に座っていて、
どんどん水割りを作ってくれたので、嬉しいやら楽しいやらで
調子に乗って次々と飲み干した。
思えば彼女もすでにできあがっていたのだろう。
チューハイやウィスキーどころか、アルコール度数28%のウォッカを
ほとんど割らずに次々と差し出してきた。
酒の飲み方を知らない私は、それらを全て一気飲みした。
量はたいしたことないが、グラスで13杯ほど飲んだ記憶がある。
さすがにウォッカはグラス一杯とはいかず、ワンフィンガー程度だったが、
味などというものを感じる以前に、劇薬物的な刺激に襲われたと思う。
まぁ、口の中をアルコール消毒されたようなもんだからな。
酔ってて、よく分かんなかったけど。
その後、どうなったかは想像に難くない。
酔っぱらって道路に寝転がった、記念すべき第1回である。
思えばこの時に飲んだのが人生においてMAXで、その後この記録を抜いたことはない。
意外なことに2日酔いになったことはないので、
アルコール分解酵素も雀の涙ほどは持ってるのかもしれないが、
その能力が発揮されるのは、帰宅してひと晩眠ってる間である。
飲んでいる最中は役に立たないので、あまり意味はない。
若い頃は何度か無茶な飲み方をしたこともあるが、
たいていは即座にグロッキーモードに入るので、量は飲めず、
酔っぱらって道路に寝転がったことは、もはや数え切れない。
ちなみに最短記録は、ビールをコップ2杯でリバースである。
ジョッキではない。
古い居酒屋やお好み焼き屋に行くと出てくる、
あのサイズのコップである。
なんて安上がりな体なのだろうと、我ながら感心である。
なので、自分で酒を買うことは、まずない。
飲み会などの時も、最初のひと口だけなめて、即ウーロン茶である。
よって、缶のコレクションに酒の缶が加わることは、まずない。
だが今回の缶は、缶のデザインの歴史において
いや、工業製品において金字塔的存在だと思うので、購入した次第である。

氷結
リキュール 350ml
ゆず果汁、ウォッカ、糖類、酸味料、香料、アルコール分5%
麒麟麦酒(2001)
この缶自体は現行品である。
酒を飲まないので、残念ながら発売当時には買っていないのだ。
発売当時は「氷結果汁」という商品名だったが、
お酒らしくないデザインと「果汁」という表記によって
子どもが間違えて購入するという苦情があったらしく、
現在の商品名は「氷結」のみである。
それに伴って、デザインも若干変更されているが、基本路線は変わっていない。
さて、今回はデザインに言及する前に、チューハイとは?を考えてみる。
だってこの氷結、表面には堂々と「CHU-HI」と書かれてるのに
原材料のところには「ウォッカ」って書いてあるよ。
あれ? チューハイのチューって、焼酎のチューからきてんじゃないの?
高度経済成長の頃に流行った、「焼酎ハイボール」の略称でしょ?
「ハイボール」はウィスキーを炭酸で割ったもので、
その庶民版として、安い焼酎を炭酸果汁で割ったものが「焼酎ハイボール」。
略して「チューハイ」。間違ってないよなぁ…。
うむむむむむむむ、だーっ!
そもそも酒税法上「チューハイ」という分類はないらしい。
酒税法上「酒類」と分類されるものは、
清酒、合成清酒、焼酎、みりん、ビール、果実酒類、
ウイスキー類、スピリッツ類、リキュール類及び雑酒の10種類のみ。
チューハイというカテゴリーはなく、ウォッカというカテゴリーもない。
でも、焼酎って分類はあるじゃーん。
ああ、原料に焼酎を使ってないからダメなのか。
あれ? ウォッカは酒税法上スピリッツ類に入るんだけど…。
うむむむむむむむ、んがぁーっ!!
ま、つまり純粋なウォッカはスピリッツ類だが、
果汁やら砂糖やらを足すと混成酒になって、リキュール類に入るってことかな。
氷結は麒麟の洋酒部門のウォッカの蒸留技術を生かしているが、
商品としては混成酒類になるので「リキュール類」だ、と。
あと、恐らく「リキュール類」の方が税率も安いのだろう。
あー、ややこしや。
じゃあ、何で「チューハイ」と名乗っているのかというと、
一般的で親しみやすいということだろう。
「チューハイ」には厳密な定義はなく、しいて言うなら
焼酎やウォッカなどの「蒸留酒」を炭酸で割ったもののことらしいので。
そう考えたら「サワー」も謎だ。「チューハイ」と何が違うんだろう。
気が向いた人は調べてみてください。
次回はこいつのデザインについて。
↓↓よろしければ「拍手」かバナーをクリック願います。




正確には飲めない。威張って言うことではないが。
生まれて初めてまともに「飲んだ」のは○○才の時だった。
クラスの打ち上げの時に、好きな子が向かいの席に座っていて、
どんどん水割りを作ってくれたので、嬉しいやら楽しいやらで
調子に乗って次々と飲み干した。
思えば彼女もすでにできあがっていたのだろう。
チューハイやウィスキーどころか、アルコール度数28%のウォッカを
ほとんど割らずに次々と差し出してきた。
酒の飲み方を知らない私は、それらを全て一気飲みした。
量はたいしたことないが、グラスで13杯ほど飲んだ記憶がある。
さすがにウォッカはグラス一杯とはいかず、ワンフィンガー程度だったが、
味などというものを感じる以前に、劇薬物的な刺激に襲われたと思う。
まぁ、口の中をアルコール消毒されたようなもんだからな。
酔ってて、よく分かんなかったけど。
その後、どうなったかは想像に難くない。
酔っぱらって道路に寝転がった、記念すべき第1回である。
思えばこの時に飲んだのが人生においてMAXで、その後この記録を抜いたことはない。
意外なことに2日酔いになったことはないので、
アルコール分解酵素も雀の涙ほどは持ってるのかもしれないが、
その能力が発揮されるのは、帰宅してひと晩眠ってる間である。
飲んでいる最中は役に立たないので、あまり意味はない。
若い頃は何度か無茶な飲み方をしたこともあるが、
たいていは即座にグロッキーモードに入るので、量は飲めず、
酔っぱらって道路に寝転がったことは、もはや数え切れない。
ちなみに最短記録は、ビールをコップ2杯でリバースである。
ジョッキではない。
古い居酒屋やお好み焼き屋に行くと出てくる、
あのサイズのコップである。
なんて安上がりな体なのだろうと、我ながら感心である。
なので、自分で酒を買うことは、まずない。
飲み会などの時も、最初のひと口だけなめて、即ウーロン茶である。
よって、缶のコレクションに酒の缶が加わることは、まずない。
だが今回の缶は、缶のデザインの歴史において
いや、工業製品において金字塔的存在だと思うので、購入した次第である。

氷結
リキュール 350ml
ゆず果汁、ウォッカ、糖類、酸味料、香料、アルコール分5%
麒麟麦酒(2001)
この缶自体は現行品である。
酒を飲まないので、残念ながら発売当時には買っていないのだ。
発売当時は「氷結果汁」という商品名だったが、
お酒らしくないデザインと「果汁」という表記によって
子どもが間違えて購入するという苦情があったらしく、
現在の商品名は「氷結」のみである。
それに伴って、デザインも若干変更されているが、基本路線は変わっていない。
さて、今回はデザインに言及する前に、チューハイとは?を考えてみる。
だってこの氷結、表面には堂々と「CHU-HI」と書かれてるのに
原材料のところには「ウォッカ」って書いてあるよ。
あれ? チューハイのチューって、焼酎のチューからきてんじゃないの?
高度経済成長の頃に流行った、「焼酎ハイボール」の略称でしょ?
「ハイボール」はウィスキーを炭酸で割ったもので、
その庶民版として、安い焼酎を炭酸果汁で割ったものが「焼酎ハイボール」。
略して「チューハイ」。間違ってないよなぁ…。
うむむむむむむむ、だーっ!
そもそも酒税法上「チューハイ」という分類はないらしい。
酒税法上「酒類」と分類されるものは、
清酒、合成清酒、焼酎、みりん、ビール、果実酒類、
ウイスキー類、スピリッツ類、リキュール類及び雑酒の10種類のみ。
チューハイというカテゴリーはなく、ウォッカというカテゴリーもない。
でも、焼酎って分類はあるじゃーん。
ああ、原料に焼酎を使ってないからダメなのか。
あれ? ウォッカは酒税法上スピリッツ類に入るんだけど…。
うむむむむむむむ、んがぁーっ!!
ま、つまり純粋なウォッカはスピリッツ類だが、
果汁やら砂糖やらを足すと混成酒になって、リキュール類に入るってことかな。
氷結は麒麟の洋酒部門のウォッカの蒸留技術を生かしているが、
商品としては混成酒類になるので「リキュール類」だ、と。
あと、恐らく「リキュール類」の方が税率も安いのだろう。
あー、ややこしや。
じゃあ、何で「チューハイ」と名乗っているのかというと、
一般的で親しみやすいということだろう。
「チューハイ」には厳密な定義はなく、しいて言うなら
焼酎やウォッカなどの「蒸留酒」を炭酸で割ったもののことらしいので。
そう考えたら「サワー」も謎だ。「チューハイ」と何が違うんだろう。
気が向いた人は調べてみてください。
次回はこいつのデザインについて。
↓↓よろしければ「拍手」かバナーをクリック願います。




スポンサーサイト


