飛行缶 -SORA・TOBU・CAN-

デザインがカッコイイ缶を集め出したのが始まりでした。気づけば部屋中に大量の缶が。エピソードとともに整理しながら発表していきますので、おつきあい頂ければ幸いです。

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4 大きなマイコン、小さなポケコン

マイコンが売れ出した。
今から比べたら低い性能でも、コンピュータと言うと未来的な感じがして、
会社のプレゼンなんかでマイコンを使おうものなら、
それはそれは、最先端をいっている感じがした時代である。
各メーカーがマイコン開発に力を入れだし、性能が上がるにつれ
小型化が技術的に難しかった当時は、とにかく大型化していった。

当時はキーボードと本体がくっついた一体型が主流。
つまり、デスクトップ型の本体を寝かせて、そこにキーボードが
くっついてるようなもんである。 重さも平気で5~6kgほどあった。
だから、今みたいにキーボードを膝の上に置いて…なんてことはできない。
さらにシャープ製にいたっては「オールインワン」と言ってモニターも一緒。
当然ブラウン管なので、そうなると総重量は15~20kgにもなる。
ちょっとした漬け物石よりも重いので、一度置いたら移動させるのが大変。
私の持っていたマイコンは本体とモニターが別々だったが、
両方同時に持ち上げるとギックリ腰になりそうな重量だった。

こうした大型で高価なマイコンが普及していくのに対して、
メーカーは「ワンボードマイコン」のような小型コンピュータも作っている。
「ポケット・コンピュータ」、通称「ポケコン」である。
マイコンの普及と技術向上に合わせて、性能は低いが安価で携帯可能な
簡易コンピュータとして開発され、1980年にシャープが「PC-1211」を発売し、
電卓メーカーのカシオが追い上げようと頑張り、ポケコンは現在も存在している。

PC5100
EL-5100S(1982) 16,800円 24桁表示、300時間使用

形は「PS-P」より薄くて、横にもう少し長い感じ。
そろばんの2/3ぐらいの大きさって書いても、今の子は
そろばんを知らないよねー。 これも昭和のアイテムだなぁ。

小さなキーボードと白黒液晶画面が一体となっており、
見た目は少し大きめの、複雑な電卓だと思えばいい。
特徴は電池により長時間使用できることと、一応コンピュータなので
複雑な工業計算などに使えるよう設計されていること。 
プログラム入力ができるので、簡単なゲームも作ることができる。

マイコンが高価であった当時、コンピュータを使った機械制御の学習や
工業計算の学習、コンピュータ言語の教材として使用された。
また、マイコンに興味はあるが高価で買えないという層にも受け入れられた。
現在は一般市場ではあまり見かけないが、職業高校などではこれを購入したり、
キットを自分で作らせて、専門教科の授業で使ったりしている。

obm

コンピュータの入門として重宝されたポケコンだが、
その簡易さゆえにプログラムの保存機能がないのが難点だった。
どんなに頑張ってゲームを作っても、電源を切ったら全て消えてしまうのである。

しばらくして最低限の保存機能を内蔵したものが登場したが、
これが今度は学校を困らせた。
工業系の学校では定期テストにポケコンを使用する問題が出るのだが、
学生は前の晩に試験範囲の計算プログラムなどを入力しておくのである。
つまり、公然とカンニングが可能となってしまうのだ。
おかげで試験監督の先生は、ひとりひとりのポケコンを目の前で
リセットさせて確認するという対策をとらなければならなかったが、
怠慢な学校はそれもしなかったとかなんとか…。

うーん、最近は授業中に携帯や電子辞書でワンセグテレビを
見る学生がいて問題らしいが、いつの時代もテクノロジーというのは
学校を悩ませるねぇ。

つづく


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