飛行缶 -SORA・TOBU・CAN-

デザインがカッコイイ缶を集め出したのが始まりでした。気づけば部屋中に大量の缶が。エピソードとともに整理しながら発表していきますので、おつきあい頂ければ幸いです。

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アートコーヒー

あんまりコーヒー飲まないのに、コーヒー缶ネタは続く。
それだけコーヒーの新商品が次から次へと世に出るってこと。
そしてデザインについて突っ込み所満載なものも多いってことだね。

ある自販機で初めて見た、とゆーか、他では全く見かけない
コーヒーを発見した。 しかも100円で売っていた。
サンプルの中でもめちゃくちゃ目立っていたこの色あい。
パッと見、何かと思ったよ。

ART COFFEE
コロンビアコーヒー     モカコーヒー
コーヒー 190g
牛乳、コーヒー、砂糖、pH調整剤、乳化剤
株式会社アートコーヒー (2008)


アートコーヒーって、コーヒー豆とか売ってる会社だよね。
キーコーヒーみたいな。 店舗は持ってない卸し業者。
販売網が違うから自販機や店頭では見かけないのか。 
昭和9年操業だから歴史もあるわけだが、
そんなのが100円で売ってていいのか?

それぞれ「大使館御用達」と書いてあるが、
大使館ではこんな安っぽいコーヒーを飲んでいるのだろうか。
私はシンプルなデザインを好む方だが、これは、
「ちょっとデザインを勉強し始めました」的な学生あたりが
デザインした感じだ。 いや、それだとしてもひどい。

黄地赤地という完全な補色に加えて、
やたら説明的な文字。 書体もバラバラで配置もうるさい。
最大の売りだと言いたいのは分かるが、
100%の文字はここまで大きい必要はあるのだろうか。
まるで自分が学生だった頃の初期の課題作品を見るようで痛々しい。
このヴィヴィットでフラットな色面分割。 あ~、平面構成の授業を思い出す。
去年、退官された教授、元気かな。 年賀状は来たけど。
などと忌まわしい過去を甦らせるデザインだ。

世のデザイナー志望者は、こんなものでも商品になるんだという励みと、
こんなデザインで商品化するなど許せないという反面教師にして頂きたい。

などと、けちょんけちょんに書いたが、商品として肝心なのはやはり中身か。
きっと中身にコストをかけたからデザインまで手が回らなかったのか、
味に自信があるからチープなデザインでもよしとしたのかな。
そーだよな、コーヒー専門業者だし、デザインとかは素人なんだよな。
なんたって大使館御用達なんだし、中身はうまいに違いない。

「まずっ!」 

まずいよ、これ。 値段相応じゃないか。 
いや、私がコーヒー通じゃないから、まずく感じるのかな。
もしかしてこれが本場の味なのかな。

確かにカレーとかも、「日本のカレーはカレーじゃない」と
インドやパキスタンの人たちは言うから、あれと同じなのかな。
いやー、しかしやっぱりまずいぞ。
酒は飲めないが、うまい酒かマズイ酒かは分かるつもりなので、
そんな私からしても、これはやっぱりマズイ。

コロンビアコーヒーの方は、まだ飲めるとして、
モカコーヒーは、なんてゆーか、薄い? いや、まずい。
うーん、まぁ、コーヒー豆を売ってる会社だから、
缶コーヒーにするノウハウが足りないかな。
いくらいい豆とか使ってても、缶コーヒーにするには
普通にコーヒー煎れるのとはわけが違うだろうし。
あ、もしかして熱々で飲まなきゃいけなかったのかな。
常温に冷めてから飲んだからまずかったのかな。
うーん、じゃあ、そういうことにしておくよ。

でも、デザインは頑張ってくれ、アートコーヒー。


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33 閑話休題 4

で、なぜ今回、こんな閑話休題を書いたかというと、
気になる「8」という数字である。

富士通の「FM-8」
NECの「PC-8801」
シャープX1の「CZ-800C」

いずれも「8」で始まっている。 
この「8」の意味は何なのか?

普通、工業製品の型番というのは、
そのまま開発ナンバーだったりする。
だから初代が0か1で、
代替わりするたびに2、3、4と増えていく。

例えば前にも書いた携帯電話。
N700やN900がFOMシリーズの最初で
新型は701→702→703、901→902→903となる。

P900series
  N900     N901    N902    N903    N904    N905

600番台まではmovaに使われた番号だし、
800番台は昔存在していたドッチーモ(携帯とPHSの複合機)に
使われていた。
現在のらくらくホンシリーズは880番台。

車の世界でも同様で、日産のスカイラインは
4代目からR30という型番を与えられ、
そのままR31→R32→R33→R34と変遷している。

GT-R history
   R30       R31       R32        R33       R34

電化製品でいえば、
「NV-HXB10」という型番のビデオデッキがあるが、
これは、N=ナショナル、V=ビデオ、
HXが商品モデル名で、そのBタイプの10番目、
という推測ができる。
ただ、これらは正式に商品化された順に番号を振るのが
一般的で、開発中は違う番号で呼んでいる場合もある。 
だから欠番が存在しない。

たしか、家庭用ゲーム機の「セガサターン」は
SS
商品化の際に別の名前にする予定だったが、
開発時のスタッフが「サターン」と呼んでたので
そのまま商品名にしてしまったとセガの人から生で聞いた。
型番ではないが、こーゆーパターンも結構ある。
なんで「土星」だったんだろうね。
CD-ROMの形から連想したのかな。

他には、年号を使うパターンもある。
F1のフェラーリがそうで、「F2007」とかそのまんま。

F2007

そりゃ、1年に1種類しか作んないんだからねぇ。

ガンダムは「RX-78」が型式名だが、これも劇中の
時代設定である「宇宙世紀0078年」という年号から。
放送されたのが1979年だから、作ってたのは78年だ。
「RX」は、メカデザインの大河原邦男の愛車が
当時のRX-7だったからというのは有名な話。
なお、ガンダムはRX-78、ガンキャノンはRX-77、
ガンタンクがRX-75で、RX-76は欠番になっている。

RX-78 RX-77 RX-75
     RX-78            RX-77            RX-75

さらにジオン軍側のモビルスーツは「MS-06」などといい、
これは「MobileSuite」の頭文字だと思われるわけだが、
なんとマツダの他の車はMSという名前がついており、
MS-6やMS-8という車も実在していたのだ。
これまた偶然の一致ではないだろう。

いや、ガンダム話はこれぐらいにして、
とにかくパソコンの型番に話を戻すと、
富士通「FM-8」には、「FM-1」や「FM-2」という
プロトタイプが存在していたのか?
NECも「PC-1001」などの研究試作機があったのか?
シャープX1「CZ-800C」はいきなり8代目なのか!?
CはカラーのCなのか、カセットのCなのか!?
すべて謎なのである。

だいたい、そろいも揃って「8」である。
何か意味があるに違いない。
表示できた色数が8色だからか? 
8ビットパソコンだからか?
CPUがZ80だからか?(富士通はM6809)
この謎については、調べてみたが全く分からない。
誰か知ってたら教えてください。
ちなみに「PC-6601」の「6」の意味も分からないので
合わせてお願いしたい。

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伊藤園のコーヒー 3

そんな「ソロン・ド・カフェ ミュシャシリーズ」
初めは6種類だけだったが、好評だったのか
途中から数種類追加されている。
確認できているだけで追加分は5種類。

SdeC Blend

アロマブレンド
さらに、ハイアロマブレンドというのもある。

SdeC GD

ゴールデンドリップ
他にシナモンカプチーノ
グランドデミタスというものもある。

しかし、これらは急に「ITOEN」のロゴが邪魔くさく入ったり
商品ロゴがド真ん中に来たりと、
それまでとは似ても似つかない変なデザインになっていた。
これにはひどくガッカリさせられた。
ゴールデンドリップ以外は、ミュシャの絵か既出の商品と同じだし、
そのゴールデンドリップは、新しい絵なのにえらく小っさいし、
豆の写真入れちゃったりと、デザインがうるさくてうっとおしい。

いったい何がおこったのか。
デザイナーが変わったのか?
急に追加したから、適当に作ったのか?
売れちゃったから調子に乗って社名ロゴを入れちゃったのか?
これさえなければ、伝説の6種類だったのになぁ。

このシリーズは1年で姿を消し、以降復活していない。
伊藤園は2006年に「TULLY'S COFFEE(タリーズ・コーヒー)」を子会社化し、
今後コーヒー分野にも力を入れそうな雰囲気だが、
現在のホームページには、数種類のコーヒーがほそぼそと陳列されている。
このラインナップがえらくまた地味で売れそうにない。

salond de cafe all 9

いっときの気合いの入りようは夢だったのか。
頑張れ、伊藤園。 
最近、こーゆー締めが多いな。


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32 閑話休題 3

で、我らがシャープはどうかというと、ずーっと「X1」である。
NECの「PC-8801」と同じく、「X1」が商品ブランド名だからだ。
だだし、他社との決定的な違いがある。
それは正式な別名、「CZ」という型番がきちんと存在することだ。

例えば、マツダの「RX-7」というスポーツカーは、
大きく分けて3種類存在している。
同じ「RX-7」といっても、モデルチェンジをすれば
ボディの形も性能も全く変わる。

RX-7 history

だから、いつの「RX-7」の話なのかが分かるように
初代を「SA」、2代目は「FC」、3代目が「FD」と、
型番で言い分けたりする。
「愛車はSAです。」と言われれば、
「あ、この人は古い車に乗ってるんだな~」と分かる。

他にもソニーのヘッドホンステレオ「ウォークマン」だが、
カセットテープの頃から商品名は「ウォークマン」であり、
時代が変わってもCDの「ウォークマン」、MDの「ウォークマン」、
現在のメモリスティック型も「ウォークマン」である。

WALKMAN-history2

でも、商品の型番は「WM-GX788」とか「D-NE830」とか
「MZ-1」とか「NW-X1060」とかへと変わっている。

普通はこうして商品名と製品型番があるものだが、
当時のパソコンでは商品名=型番というものも多かった。
そんな中でX1シリーズは次のように型番がついていた。
さて、初代から見てみよう。

X1       CZ-800C
X1C      CZ-801C
X1D      CZ-802C
X1Cs     CZ-803C
X1Ck     CZ-804C
X1F      CZ-811C、CZ-812C
X1G      CZ-820C~CZ-822C
X1turbo    CZ-850C~CZ-852C
X1turboⅡ  CZ-856C
X1turboⅢ  CZ-870C
X1turboZ   CZ-880C
X1turboZⅡ CZ-881C
X1turboZⅢ CZ-888C

X1 history

なんとも几帳面で律儀な型番である。
さすが家電メーカーと言うべきか。
ここまでくっきりしてると、型番いらないんじゃないかと
思われるが、X1F、G、turboあたりに存在していた
フロッピーディスクドライブの数によって分けられた
モデル、型番によっても分かる。 
逆に言えばそれだけ。
「オレのパソコン、CZ-852Cなんだ。」
「へ~、フロッピー2ドライブなんて、すごいじゃん。」
などという会話は…しなかったね。
ちなみに、専用プリンターにも「CZ-8PC2」などと型番があった。

つづく

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伊藤園のコーヒー 2

ご多分に漏れず、ミュシャの素晴らしさを認めている私は、
当然全種類を買い求めた。
傍目には完全にコーヒー好きの人の姿である。
(私はコーヒーがあまり好きではない)

SdeC Black
ブラック

ありがたいことに、伊藤園は自社の自販機を持っており、
「サロン・ド・カフェ」のミュシャシリーズは、
全商品がサンプルに並んでいた。

SdeC Blend2
ブレンド

同じ味でデザイン違いだったりすると、
何が出てくるか分からない~という
あの「宮本武蔵」の悪夢的パターンになりそうだが、
全て違う味なのだから、それぞれ買うことができた。
いや~、こんなにたくさん買ってしまって、冬でよかったよ。

SdeC Demitus
デミタス

デミタスだけ微妙に缶が小さいのはなぜだろう。
原価が高いのだろうか。 デミタスってなんだ?
え? 半分サイズの小さいコーヒーのことをデミタスっていうの?
じゃ、これ中身はエスプレッソ?
なら、普通にエスプレッソって書けばいいじゃ~ん。
てか、エスプレッソって豆も抽出方法も違うんだよね?
やっぱりコストがかかるから、サイズも小さいってことか。

Salon de Cafe6

というわけで、全部で6種類。

私は気に入ったデザインだったが、ぶっちゃけミュシャの作品を
プリントしただけなので、大したことないと言うこともできる。
でも、すべて缶の色も変え、何よりこんなにたくさんの種類を
一気に出したところに、伊藤園の並々ならぬ気合いと心意気を感じる。

ところが!!!! 


3につづく

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31 閑話休題 2

NECはグレードによって
PC-6000、PC-6600、PC-8000、PC-8800シリーズと
4ラインナップあった。
でも、PC-8801の次がPC-8802とはならず、

PC-8801
PC-8801mkⅡ
PC-8801mkⅡSR
PC-8801mkⅡTR
PC-8801mkⅡMR
PC-8801 FH
PC-8801 MH
PC-8801 FA
PC-8801 MA
PC-8801 FE
PC-8801 MA2
PC-8801 FE2

PC88 history

と、末尾のアルファベットが変わるだけである。
つまり「PC-8801」が商品ブランド名なわけやね。

SRは「SUPER(スーパー)」の意味かと思ったが詳細は不明。
TRはパソコン通信機能搭載なので「Telephone」のTだろうが、
それ以外はもうわかんない。 
一応意味はあると思うのだが、とにかく「PC-8801」は変わらずで、
その分かりやすさも、ユーザーにはウケがよかったのかも。

ちなみに、この「PC-8801mkⅡ」の方が
「ガンダムマーク2」より先である。
だから「ガンダムマーク2の次はSRか!?」と思ったが、
さすがにそれはなかった。
GUNDAM mk2

つづく


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伊藤園のコーヒー 1

伊藤園といえばお茶!!
だが、他にもいろいろ出して頑張っている。
でも、やっぱり伊藤園といえば「お~い、お茶」だろう。
というか、それ以外に「これだ!」というのが思いつかない。
なぜだろう。 味が悪いとかいうわけでもあるまいに。

伊藤園と言えば、1981年に缶飲料としての「ウーロン茶」を
世界で最初に発売したメーカーだ。

ITOEN woolong

しかし、同じ年に遅れて発売したサントリーに
すっかりウーロン茶のお株を奪われてしまった。
何が悪いのか。 ネーミングか? 宣伝か? CMか?

理由を考えて、やはりデザインが問題なのではないかと
勝手に推察した。
お茶飲料ナンバーワンの「お~い、お茶」も
そのインパクトのあるネーミングに助けられているのであって、
はっきり言って、デザイン的にはパッとしているとは思えない。
(まぁ、飲みやすいというのも確かにあるけどね)

伊藤園ブランドは他にも「充実野菜」とか「evian」とか、
一応名前の通った商品もいくつかあるが、
コーヒー飲料に至っては絶望的に無名だ。
それらもやはり、デザイン的にはひどいと言っても
いいほどである。

そんな伊藤園がちょっとだけ頑張ったシリーズがあった。
「アルフォンス・ミュシャ」の起用である。

SdeC Capcino
サロンドカフェ
カプチーノ

ミュシャは19世紀から20世紀にかけて活躍した
アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナー。
まるで少女マンガを思わせるようなイラストが日本でも人気である。

これがひとつではない。

SdeC Cafe
カフェオレ

ミュシャ自身はとっくの昔の人だし、
恐らく著作権も版権もないからによる起用なんだろうが、
それにしても突然のミュシャには驚いた。
そして、なかなか手堅いパッケージングをしているではないか。

SdeC Moca
モカ100%

商品ロゴがサイドに縦レイアウトなのもいい。
缶全体も、単色ではなくグラデーションさせている。
この気合いの入りようはどうしたことだろうか。
やるな、伊藤園。 

その2につづく

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30 閑話休題 1

さて、とうとう30回まで続いてしまった「パソコンの歴史」。
これでやっと3分の2ぐらいかな。本が1冊できそうだ(笑)。
ほんの軽い気持ちで始めたのに、こんなに続いてしまうとは。
それならいっそ、別のブログ立てろよって感じだが、
まあ、お許しを。

さて、今回は息抜きで、さらにどーでもいい話を。
それはパソコンのネーミングについて。

例えば、携帯電話の名前は
アルファベットと番号になっているものが多い。

「N701」とか「P903」とか「SH906」とか。
NはNEC、PはPanasonic、SHはSHARPの頭文字で、
SH901→SH902→SH903→SH904→SH905という具合に
数字はモデルチェンジのたびに増えていく。
時々、903iとか入るのはマイナーチェンジだろう。

で、パソコン。
富士通の「FM-8」から「FM-7」へのモデルチェンジ。
FM-8&FM-7
ここですでに数字の逆行が起こっている不思議に遭遇。

マツダの「RX-7」と「RX-8」だって、
RX-7&RX-8

ジオン軍の「MS-06ザク」と「MS-07グフ」だって、
ZAKU&GOUF

ちゃんと数字が増えてってるのに、なぜ減るのか!?
一応理由はあるらしいが、実に意表をつく。

富士通は「FM-7」のあと、「FM-77」シリーズを出している。

FM-7&FM-77

同じ8ビット機だが、上位機種は7を2個並べてみたって感じ。
決して77代目というわけではなく、
「Zガンダム」の次が「ZZガンダム」になったようなもんだ。

Z&ZZ

ガンダムも富士通も安易だよな~。

さらに「FM-8」の後継機としては「FM-11」というものを出している。
これも「FM-9」や「FM-10」というものが途中に存在していたわけではなく、
8ビット機と16ビット機の間っぽい機種で、
ちょうど中間は「FM-12」だけど、性能は8ビット寄りだから
「FM-11」にしたっていう、意味深なようで浅~い決め方である。
ちなみに、もっと後に出た16ビット機は「FM-16」。 
そのまんまやんけ~。 富士通センス恐るべし。

FM-11&FM-16

つづく

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東京モーターショー

今日から、ちょっと「コーヒーシリーズ」を続けたいと思う。
かたや「パソコンの歴史」を並行に進めるので、
ずいぶん偏った内容のブログになるなぁ。

私自身はコーヒーを飲む習慣はなく、缶コーヒーならいざ知らず、
喫茶店に行ってコーヒーを飲むなど、誘われでもしない限りまずしない。
そもそも、ひとりで喫茶店に入ったことがない。

そんな私がコーヒーについて書くなどおこがましい話だが、
このブログは味ではなくデザインについてなので、何とかなるだろう。
ま、もちろん飲んでしまうので味の感想もあることはあるが、
素人の感想なので、コーヒー好きの人は読み飛ばして結構なり。

というか、とにかくコーヒーが多いのである。 コレクションの中に。
次から次へと新商品が出てきて、その中にはいいデザインや
突っ込みどころ満載なものもあるわけで、もう、こうやって
一気に紹介でもしない限り、他の缶の話が書けないのだ。

さて、第1回(?)は、相変わらずよく登場するポッカコーヒー。

MOTOR SHOW

第40回東京モーターショー2007 開催記念缶
~往年の名車シリーズⅡ~日産フェアレディZ432
コーヒー 190g
牛乳、砂糖、コーヒー、乳化剤
ポッカコーポレーション (2007.9)



ちょっとピントがボケちゃってるが、まぁ、気にせずに。

こいつを見つけたのは、ホントに偶然だった。
スーパーで買い物をしてレジへ行くと、ガムとかよく売ってる
レジの手前においてある棚に、小さなドリンクコーナーがあった。
棚の中は普通の商品ばかりだったのだが、その棚の上に、
ちんまりとこいつが1缶だけ置いてあったのだ。

見つけた瞬間、手に取ったね。 
それからレジを離脱して、大きいドリンクコーナーを確認。
しかし、探しても探しても、このシリーズは他にない。
缶をよくよく見たら、「2007年モーターショー」と書いてある。
この時が2008年の夏だったから、とっくの昔に終わった話だ。
そもそも、モーターショー缶などが存在するのも知らなかったが、
なぜこいつが1缶だけ、しかも棚の上に無造作に置いてあったのか。
ちゃんと買えたので売り物には違いないのだろう。

私の推理としては、ずいぶん前に商品として売っていて、
これはバックヤードかどこかに、1個だけ転がり落ちてて
忘れられていたものを最近になって店員が見つけて
こっそりドリンク棚の上に置いておいたのではないか。
ま、真相は分からないけど、1年近く放置プレイされてたには違いない。
賞味期限はぎりぎり切れてなかったし。

でも、こいつはぜひ全種類欲しかったので、ネットで調べてみた。
なんと8種類もある。 うわ、欲しいじゃないか、これ。
店頭販売してたらしいが、気づかなかったなー。
pokka ms-1
この「往年の名車シリーズ」は、2005年にポッカがモーターショーの
スポンサーになったのを機に作っているようだ。

なんといっても、このイラストがいいではないか。
イラストレーターで自動車画家として活躍する安藤俊彦氏によるものだが、
それだけでもコレクション価値があるね。
もしかして、発売と同時に売り切れたから見かけなかったのか!?

ヤフーオークションで調べてみると、1件だけヒット。
それが2005年版の「名車シリーズⅠ」だった。

pokka ms-2

お中元やお歳暮のように、箱入りで7缶セットになっているので、
モーターショーの会場では、こんな形で売っていたのだろう。

賞味期限も切れているので安かったのだが、缶というのは重量がある。 
1缶190gだから7缶で1.4kg弱。 送料だけでバカ高くなるので断念。
中身を捨てて缶だけ送って下さい、というのも考えたが、
それもちょっとな~、と。
まぁ、出会えるか出会えないかも運命だから、無理はしないことにした。

そんな経緯でたまたま手に入ったモーターショー缶。
個人的には、ぜひとも「サバンナRX-7(SA22C)」と
「コスモスポーツ(L10B)」が欲しいところ。
どこかに残ってたりしないかなー。

しかし、何でも作るなー、ポッカ。 エライぞ。

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29 次世代への夜明け

「日進月歩」

まさに、この言葉がふさわしいだろう。

この時代のパソコンの進化は、今のパソコンの比ではなかった。
今のパソコンは基本的な性能に大差があるわけではなく、
どのパソコンでもだいたい同じことができるようになっている。
もちろんグラフィックボードを追加して3D演算処理を強化したり
OSの進化(WindowsXPからVISTAへ)とかはあるわけだが、
結局は処理速度が遅いか速いかの違いであり、
必然的に速度を上げていくことが
今のパソコンの性能向上を意味している。

ところが当時のパソコンは、処理速度はおろか、
色や音、漢字表示、ビデオ入出力など、今のパソコンが持っている
基本機能を、持っていたり持っていなかったりの差でもある。
次から次へと新機能が開発・搭載され、あるいは消滅していく。
そんな時代であったのだ。

新機能を搭載したものは当然値段も高く、
おいそれと買い換えられるものではない。
逆に、既存機種の廉価版は安く買えたりするので、
入門機として購入する新規ユーザーは当然そっちを買う。
すると市場には、従来の機能のパソコンと新機能のパソコンが
混在することになる。
結果として、ゲームやワープロなどのプログラムソフトは、
従来のパソコンでも使えるものが発売され続け、
新機能に対応したソフトは少なく、
せっかくの機能が日の目を見ないことも
しばしば起こり得るわけである。

新型機の台頭が成功した例は、NECのPC-8801シリーズである。
旧型の「PC-8801mkⅡ」から、新型の「PC-8801mkⅡSR」への
あまりにも劇的な変貌は、それまでのユーザーを一新するに至り、
ソフト会社側も旧型を見限り、SR専用ソフトを続々と発売していったのだ。

ところが不運なことに、我が愛すべきX1シリーズは、
カセット全盛期時代の頃から基本設計がよくできていたため、
古い機種を使い続けるユーザーが依然として多数存在し続けていた。
それにより、新機種に対応したソフトの開発が進まず、
呼応してハードの進化も遅れたのである。

だが、私は相変わらずX1で頑張っていた。
機能的に遅れをとったといっても、素人がホビーユースで音楽や
ゲームを作るには、全く申し分ないスペックだったし、
発売されるゲームなども、特に見劣りするものではなかったからだ。


動画はX1版「SUPER LAYDOCK(スーパーレイドック)」のオープニング
先に紹介したMSX2やMZ-2500などで発売されたシューティングゲームで
御三家では唯一X1のみに移植された。スクロールや色数などでは
見劣りするが、このX1版だけのオリジナルのオープニングデモと
ステレオFM音源のBGMで、シリーズ最高のデキとも言われた。


「NECや富士通が、やっとシャープに追いついた。」

そんな風にさえ見ることもできた。

だが、時代の波はまだ荒れ続け、
御三家のバランスは、ついに崩壊することとなるのだった。
しかもそれは、我がX1を開発したシャープの手によって始まるのである。

つづく

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♪20日、30日は5%オフ

毎回長ったらしく書いてしまうので今回は短めに。

近年は印刷技術が進んで、
いろいろと凝ったパッケージが出てきて面白い。
このブログでも、エンボスやデコボコやツヤ消しなどを紹介してきた。

逆に言えば、それだけのことをしないと、
デザインとして差別化ができなくなってきたのかも知れない。
より複雑に、より高度に。 何だか電化製品の進歩のようだ。

そんな中で、敢えてシンプルに走るという作戦もある。
その作戦は効果的だが、シンプルとはともすれば単純にもなり、
デザインする方としては勇気がいるものだ。

AEON TEA

BEST PRICE お茶
緑茶 340g
緑茶(国産)、酸化防止剤(ビタミンC)
イオン株式会社 (2007)


いわゆるイオンの自社ブランドっちゅーやつだな。
自社ブランドの「お値打ち感」を出すために、デザインも
シンプルにしたのだろうが、このシンプルさが潔い。
緑茶色一色に「お茶」のひとこと。 飾りっけのカケラもない。

右下に「原料原産地:日本 加工地:日本」とあり、

「全部国産ですよー、だから安心ですよー。」

をさりげなくアピールしているが、とても慎ましやかで、

「ほーら、100%国産だよー。」

と、某大使館御用達のコーヒーのようなうっとうしさはない。

真っ正面に「340g」と表記しているのも、正直さが表れている。
このサイズの缶は350gが一般的だから、実は10g少ないのだ。
それを隠さず、堂々とド真ん中に持ってくるとは。

「ちょっと少なめの分、安いんですよ。」

の意味なのか、

「ちゃんと大きく表示してあるから、少ないって文句つけないでね。」

の意味なのか、ホントのところは分からないけどね。

そして、この光沢がまたよい。 お茶っ葉の缶にありそうな光沢だ。
決して高級なデザインではないが、安っぽい中にも
よいデザインに昇華しているとでも言っておこうか。

ひとつ、てっぺんにある黄色い丸だけがヒジョーに気になる。
これがあると、すっごいマヌケに見えるのだが、
ないならないで、あまりにも普通すぎてつまらなくなりそう…。

この辺のさじ加減が、デザインの難しいところだな。




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28 4096ショック


MSX2発表とMZ-2500の発売と機を同じくして、
また新たなパソコンが登場した。

NECの宿命のライバル会社である富士通も
SRの登場に、ただ手をこまねいていたわけではなかったのだ。
下のチラシの写真にあるモニターで映されているような画面が
表示できるというパソコンを発売したのだ。

「総天然ショック(色)」

FM-77AV

というキャッチコピーで登場した、富士通「FM-77AV」。
「AV」とは「オーディオ&ヴィジュアル」の略で、
まさしく、音と色の性能アップに特化させたパソコンだった。

まず、SR同様にFM音源ボードを搭載。
処理速度も大幅にアップ。
しかし、最大の売り文句は
4096色同時発色である。

4096とはずいぶん半端な数字だが、以前に書いたように
パソコンというのは8ビットが基本単位になっているため、
このように増えていくのだ。
8色、16色、32色、64色、128色、256色、512色、そして4096色。

4096色を同時に出せるというのは革命的だった。
実はそれまでのパソコンも256色とか512色とか出せたのだが、
機能的な制約で、512色のうち16色だけを選んで表示できるという
程度が最高であった。 それでも充分綺麗な絵が描けたのだが、
4096色となると、写真をほぼそのまま表示できる性能になる。
これはすごいことだった。

また、「パソコンテレビ」として君臨していたX1の地位を揺るがす
機能も装備していた。 「ビデオデジタイズカード」の搭載である。
専用モニターは、X1同様テレビ受信が可能で、さらにAVでは
オプション(後に標準装備)のビデオボードを搭載することで
テレビ画面をパソコンに取り込むことができるのだ。
しかも4096色だから、かなり綺麗に取り込める。
これには、さすがのX1も太刀打ちできない。
てゆーか、すでに別次元のパソコンだ。
さすが、シャープの「MZ-2500」と並んで、
「最強の8ビット3機種」のひとつとされた機体である。

いわゆる本格的な「3Dグラフィック(ポリゴン)」の表現が
可能になったのも、このFM-77AVが初めてだった。


FM-77AV「アムノーク」プレイ動画


これも、FM-7を持っていた友人が買い換えたので遊びに行った。
本体の発売と同時に専用ソフトも発売され、
ゲームセンターの画面以上に美しいゲームができた。

「う…美しい…。」

X1の8色しかない画面とは雲泥の差だった。
8色でも、2色以上の小さな点を交互に表示すれば、
見た目は中間色になる。
例えば、赤白赤白赤白と表示すれば、見た目にはピンクに見える。
その割合を変えていけばある程度の表現は可能だが、限界はある。
特に同系色でのグラデーションは難しかった。
しかし、色数が多ければ当然そんな問題も気にせず絵を描ける。
4096色は、まさに写真画質の画面を作り出せるようになった
初めてのパソコンだったのだ。
こんなものが128,000円で買える時代になったのか…。
(もっとも、専用モニターとセットになると高くなるのだが。)


FM-77AV「付属デモディスク」動画

でも、性能にプログラム技術が追いつかないのか、
付属のデモディスクは、ちょっとしょぼいけどね。

つづく

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高校生しか飲んじゃダメ

という、意味不明のCMになっている「マッチ」。

おすぎが飲んで逮捕されるという顛末のCMで、
どうしてこんなコンセプトになったのだろうか。

「ハイスクール炭酸」て…。
ターゲットを絞り込んでるが、成功するのか!?

確かに、10年以上前の新発売当初から
若者向けを全面に出していた。
最初のCMは「ビ・タ・ミ・ン・すぅ~マッチ」という
微妙なキャッチフレーズで登場した、
大塚ベバレジの炭酸飲料。

MATCH

MATCH マッチ
炭酸飲料 350ml
糖類(砂糖、ぶどう糖果糖液糖)、ハチミツ、酸味料、香料、ビタミンC、
塩化Na、塩化K、乳酸Ca、グルタミン酸Na、カフェイン、塩化Mg、
ナイアシンアミド、V.B6、V.B2、溶性V.P、イソロイシン、トレオニン
大塚ベバレジ (2007)


大塚ベバレジは、「ポカリスウェット」で有名な大塚製薬の子会社。
大塚製薬も清涼飲料水を製造・販売しているが、
大塚ベバレジも同様である。 ま、大塚製薬の方は
「カロリーメイト」など食品も扱っている点が違うのだろう。

で、この大塚ベバレジ。
何が有名かというと、コーヒーの「ネスカフェ」かな。
あとはミネラルウォーターの「クリスタルガイザー」。
個人的には「ジャワティー」が記憶にあるのだが、
これ、あんまり見かけないけど、生き残ってるんだよね?

JAVAtea

って、記事を書いてたら、最近復活したようだ。
てことは、一時絶版になっていたわけだ。
この時期に復活とは、どーゆー風の吹き回しだ??
ただ、今のはボトル缶タイプしか見たことがない。

ま、とにかくわりとマイナーな商品が多いんだが、
この「マッチ」も、それはそれは微妙だった。
簡単に言うと、炭酸ポカリスウェット?
いや、どうなんだろう。
単なる甘めの炭酸飲料って気もするが。


マッチCMダンス編 最後にキャッチフレーズを言う
ホントはもっと古い動画がいいのだが探しても見つからず


先にも書いたが、新発売時のキャッチフレーズ、
「ビ・タ・ミ・ン・すぅ~マッチ」というCMが、
それはそれはとてつもなく力が抜けていて、
加えてメチャクチャにダサいデザインがインパクト大で、

「なんじゃ、この変なCMは?」

「なんで『すぅ~』なんだ?」

「なにがマッチする(ぴったり合う)んだ?」

と話題になったものだが、同時に

「すぐ消えるな。」

と思ったのも事実。
だって、カタカナなんだよ、商品名が。
しかも、当時流行りの「ウマヘタ」を狙ったのか
手描きしたようなカクカクのロゴと、
黄色地に青というあり得ないカラーリング。
そりゃもう、びっくりするぐらいヘコテコだった。

match

だから、21世紀になった現在まで生き永らえているのが
とても意外な商品だ。
それを証拠に、今回のブログを書くに当たって
リサーチしてみようと調べてみたが、ほとんど情報が手に入らない。
それほどマイナーなのだ。

しかし、ホームページを見ると、このマッチの商品紹介が
メチャメチャ力が入っている。
びっくりするぐらい凝ってるから、一度ご覧あれ。

大塚ベバレジ「マッチ」
http://www.matchnews.com/index.html


デザインについては何度かリニューアルされ、
上の写真は現在のもの。
かなりまともなデザインに仕上がっているが、
こうして見ると、インパクトは初期の頃の方が遙かに勝っている。
黄色と水色、イオンだのビタミンだのと説明的な表記。
あー、こんな今風なデザインになってしまっても
いまいちマイナーなのは、やっぱり中身に個性がないからか。

がんばれ、大塚ベバレジ。
個人的にはジャワティーぐらいのデザインが好きだぞ。
あと、緑茶のデザインも頑張ってくれ。




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27 最強の称号

こうして、御三家のうちの2つがどんどん進化していく中、
我らがシャープX1 turboだけは、進化が遅れていた。
もともと、ある程度の高い性能を持っていたため、
構造的にも劇的なバージョンアップを図ることが難しかったのだ。

MSX2発表と同じ1985年、
またしてもX1の存在を脅かす新機種が登場した。

しかも、X1と同じシャープから!

MZ2500

「MZ-2500」

別名「スーパーMZ」

スーパーだよ、スーパー。
どんだけ自信あるネーミングなんだろう。
恥ずかしい~。
3.5インチフロッピードライブ搭載?
そんな高価なもの、2つもつけたら値段が跳ね上がるだけやないの。
しかも、カセットレコーダーもくっついている!
さすがシャープ。 いまだにカセットも搭載するとは。
旧来のカセットユーザーを配慮してのことか、
スイッチ切り替えで旧型のMZシリーズとの互換も可能だとか。
それにしても、この新時代にカセットはどうだろう。
おかげで機体デザインも甚だしく不細工だ。

と、思っていたが、店頭デモを見てびっくりした。
ゲ…、ゲームセンターのゼビウスが動いている!?


MZ-2500版「ゼビウス」プレイ動画

下のX1版の「ゼビウス」も、最高傑作の移植と言われていたが、
比べてしまえば、さすがに性能の差は否めない。


X1版「ゼビウス」プレイ動画

MZ-2500版は、完全にゲームセンター版そのものだった。

滑らかな1ドットスクロール。
滑らかなキャラクター表示。
そして当然のFM音源標準装備。
さらに音声合成機能搭載。 つまり喋る!?

8ビット機でここまでできるものなのか!?
むうう、恐るべし「スーパーMZ」!!

X1シリーズとMZシリーズは、同じシャープ製でありながら
開発部門が違うことで、社内でも競い合っていた
このMZ-2500は、明らかにX1の弱点を克服し、
シャープの元祖パソコンはMZだと言わんばかりに登場した。
事実、「最強の8ビット機」と称され、
雑誌等では、低迷していたMZシリーズの復活にちなんで
「不死鳥(フェニックス)」とまで呼ばれていた。

これは悔しい。
悔しいが、この性能は認めざるを得ない。
NECの「PC-8801mkⅡSR」が登場した時も驚いたが、
今回も衝撃的だった。
性能的にはSRより上だろうし。

いったいパソコンはどこまで進化するのだろうか。

なにぃ!?
今度は富士通から、
4ケタ発色の新型機が出るって!?


つづく

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