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飛行缶 -SORA・TOBU・CAN-

デザインがカッコイイ缶を集め出したのが始まりでした。気づけば部屋中に大量の缶が。エピソードとともに整理しながら発表していきますので、おつきあい頂ければ幸いです。

13 パソコンの情報源 2

1982年のマイコンブームとともに雑誌もどんどん増えていった。

最初は「月刊アスキー」の別冊として生まれ、
この年に月刊化した「月刊LOGIN(ログイン)」。

login

「LOGIN」とは今でも使うお馴染みのパソコン用語。
親雑誌「ASCII」とは対照的に一般的な若者向けの構成で、
独特な特集記事や、お笑い的なコラムが目立つ雑誌だった。
マニア向けの生真面目な雑誌が多い中で、その娯楽性が人気を博し、
全盛期にはパソコン雑誌初の月2回刊行を成し遂げている。
編集部内でパソコン、アニメ好きな少年を「お宅」と呼んだのが、
現在の「オタク」の始めであり、オタク文化の起源的存在とも言われている。

同年、「月刊マイコン」の電波新聞社から新たに創刊されたのが
「月刊マイコンBASICマガジン」。 略して「ベーマガ」である。

bemaga2

その名の通り、BASICプログラムの記事に重点を置いた雑誌で、
マイコンを買った青少年の登竜門的存在だった。
読者からの投稿プログラムも多く、私や私の友人の多くが、
BASICの習得においてどれだけこの雑誌にお世話になったことか。
定価300円という安さも、少年の財布にやさしかったなぁ。
後にゲームミュージックのプログラムも頻繁に掲載され、
それだけで別冊が刊行されたほどである。
また、ゲームの攻略法記事というのが当時の雑誌の花形でもあったが、
ベーマガ別冊の攻略本は今でも高値で取り引きされるほどの人気である。

さらに日本ソフトバンクが刊行した「Oh!PC」。
その名の通り、NECのPCシリーズだけの記事を扱う内容の雑誌。

oh2

同時に「Oh!MZ」と「Oh!FM」も刊行しているので、
新御三家メーカーを各雑誌で網羅するというものだったが、
特定のメーカーに特化した情報誌は、ユーザーにとっては
いらない情報が少ないわけで、これまた人気を博した。

「LOGIN」を除いた、このあたりの雑誌は硬派というかマニアックというか、
ヘビーユーザーの期待に答える内容のものとして君臨していた。

ちなみに、「Oh!」シリーズを出版した日本ソフトバンクとは、
Yahoo!JAPANやソフトバンク・ホークス、「お前にはまだ早い!」の
携帯電話のSoftBank、これらのソフトバンクのことである。
もともとは1981年にパソコンソフト卸しの会社として設立し、
現在でもゲームやコンピュータ関係の出版も行っている。
一時はソフト卸しのシェア8割を誇り、まさしく時流に乗った会社で、
この時代に急成長したんだよねぇ。

つづく。

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天国にいちばん近い島 2

引き続きニューカレドニアでゲットした缶です。
前回のポッカに続き、今回はその隣に並んでいたネスカフェ。

ネスカフェって、ネスレだから
もともと日本のメーカーではないんだよね。
デザイン的にはポッカより遥かによい。
文字とカラーバリエーションだけのデザインだが、
うまくまとめている。
若干無難すぎる感もあるが、よしとしよう。

nescafe3

NESCAFE
コーヒー 240ml
砂糖、牛乳、インスタントコーヒー、ココア、
大豆レシチン乳化剤、安定剤、香料
ネスレ (2009)


海外の缶コーヒーで違和感があるのはまず大きさ。
日本で主流の190g缶など一本もない。
ニューヨークで見つけた「スターバックス缶」が珍しいぐらいだ。
さすがに330ml缶のコーヒーもなかったが、
190gなど小さすぎるのだろう。

さらに缶がアルミ製ということだ。
日本でもアルミ製の缶コーヒーがないわけではないが、
ほとんどがスチール缶である。
しかも海外のアルミは日本の物より薄く、簡単に凹む。
運搬中に穴が空いたりすることはないのだろうか。

という点から推測すると、缶コーヒーを温める習慣がないだろう。
日本でコーヒーの缶がスチール製なのは、
加温時の膨張による内圧に耐えるためなので、
こんな薄っぺらいアルミ缶を温めたら、危険でしょうがない。

さて、味だが実に甘くて濃厚だ。
そして粘り気がある。 非常にドロリとしている。
そういえばニューカレドニアのコーヒーは粘り気があるらしいが、
輸出もしていないほど稀少性が高いものなので、
缶コーヒーに使ってあるとは思えないけどね。

てゆーか、大豆レシチンてなんだ?

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12 パソコンの情報源 1

マイコン(パソコン)ブームを支えたもうひとつの立て役者が、
「マイコン(パソコン)雑誌」であった。

今でこそパソコンに関する情報はインターネットによって
素早く簡単に入手することができるが、
当時は、マイコン本体やゲームソフトの新発売の情報、
ユーザー同士の意見交換や自作プログラムの発表など
すべて雑誌で知るしかなかった。
だから、数多くの雑誌が生まれたのもこの頃である。

私も自分のパソコンを買う前にいくつか雑誌を買って
性能の情報を仕入れたり、ゲームの広告やCG写真を見て
夢を膨らませたものだった。

日本で初めてのマイコン専門雑誌は
1976年11月に工学社から創刊された、
「I/O(アイ・オー)」の12月号だった。
I/Oとは「INPUT(インプット)OUTPUT(アウトプット)」のことで
基礎的なマイコン用語である。

io-ascii

続いて1977年(昭和52年)に創刊されたのは
(株)アスキー刊行の「月刊ASCII(アスキー)」。

同じく1977年創刊の「月刊マイコン」(電波新聞社)。

これに1978年創刊の「RAM」(廣済堂)を加えた4雑誌が、
マイコン黎明期を支えた存在であった。

micom-ram

それぞれの雑誌には、広告が多い、年少向け、
ワンボードマイコンの情報が豊富、自作ゲームプログラムの投稿が
充実している、などといった違いや特色があった。
端的に分ければ、専門的な「I/O」と「ASCII」に対して、
やや平易で一般向けな「月刊マイコン」と「RAM」って感じかな。

そして1982年にはマイコンブームとともに雑誌もどんどん増えていった。

つづく。

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異国での再会

ニューカレドニアの旅日記は「すかんぴんドライブ」で。
コカコーラとか、ファンタとかはそっちで簡単に紹介しています。

market1

ニューカレドニアに行って、市民御用達っぽい
大型スーパーマーケットに行ってきた。
食品から日用雑貨、家具まであって、
日本で言う、スーパーとホームセンターが合体したような店だ。
その広さと品揃えに興奮しつつ、発見したのが巨大保冷棚。

market3

ペットボトルも多いけど、ドリンク缶の宝庫だ。
あまりにもいろいろあって、目移りする。
カッコイイデザインもあるが、いかにもって感じの
妙なデザインもあるな~。

おや、これは…?

market2

ポッカ!?

飛行缶でも何度も出てきた、
名古屋に本社を持つ、あのポッカ!?
そのポッカの商品が、大量に並んでいるではないか。
コーヒーが名産のニューカレドニアで、ポッカのコーヒー。
これは、ケンカ売ってるのか? 
それともニューカレドニアのコーヒーを使ってるのか?

nc-POKKA

POKKA real brend
コーヒー 240ml

デザイン的には、どーしたのってぐらいあまりにもフツーで、
特にコメントすべきことがない。 他の商品でも言えることだが、
日本みたいにデザインに凝った商品というのは、あまり見かけない。
海外では確かにそーゆー傾向がある。
外国人は実利主義なのだろうか。

などといろいろ考えながら棚の前でつっ立っていると、
イタリア系の爽やかな青年が

「Excuse me.」

と言って保冷棚を開けて、ポッカのブラックを1本手に取った。
そして、私に

「僕はこのブラックが大好きなんだよ。
 残ってるのが少ないから買わないでね。」

というようなことを言って笑顔で去っていった。

ほほー、そんなに人気なのだろうか。
というか、これがニューカレドニアン・ジョークってやつか?
確かに、棚にはブラックコーヒーが残り2本しかない。
プレミアムやミルクコーヒーはたくさんあるのに、
なぜブラックが人気なのだろう。

で、買って飲んでみて分かった。
きっと砂糖入りは、こっちの人には甘すぎるのだ。
あるいは、甘さの感じが好みではないのかも知れない。

中身はどうなっているのだろうと、裏面を見る。

NC-POKKA2



・・・・・・・・・・・・・・・・・・読めん。

英語で書いてあるのは会社名や住所ばかり。
原材料が書いてあるらしき部分は、
何やらロシア語やアラビア語で書いてある・・・。
しかも、ミルクはロシア語で、ブラックはアラビア語。
どーなってんだ、これ?

とりあえず、マレーシア支社で作ってるっぽい。
あとは読めません。
なので、今回は原材料等の情報が書けませんでした。

さて、次は何にしようかな。


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11 OSの働き

こうして、御三家との争いに一時は破れたメーカーも
MSXによってパソコンブームに乗ることに成功した。
MSXが普及した理由は、もちろん「統一された規格」である。
これは、性能が統一されているというより、
プログラムが統一されたことによるメリットが大きかった。
自分と友人のパソコンのメーカーが違っても、
それがMSXであればゲームやプログラムの交換ができたのだ。
ソフトを供給する会社側としても、「MSX用」として作ればよいので、
ゲームソフトの数も御三家を凌駕するほど多かった。

MSX-2game

このプログラムの統一を実現したのが「OS」の存在である。
「Operating System(オペレーティング・システム)」とは、
「プログラムを走らせるためのプログラム」である。
パソコンだけでなく、プリンターやスキャナーなど、
様々な機械がいろんなメーカーから発売されており、
プログラムとはその機械に「こう動きなさいよ」と命令するものである。
しかし、メーカーや使用している部品が違えば、その命令方法も異なってくる。
例えば、使うプリンターのメーカーが変われば、プログラムも変える必要がある。
その時にユーザーがいちいちプログラムを変えなければならないのでは、
便利な機械も面倒なものでしかない。
そこで、どんなプリンターだろうと、どんなスキャナーだろうと、
「同じ方法で動かせる」ようにしてくれるのが「OS」である。
MSXには、これが始めから組み込まれているというわけだ。
この「OS」を介した状態でユーザーは使うわけだから、
「どのプリンターをつなげても同じ方法で操作できる」ようになるわけであり、
「どのMSXでも色んなプリンターが同じように使える」というわけである。

OS system

もちろん、御三家のパソコンにもOSのようなものはあった。
それが「BASIC言語」であり、同じメーカーのパソコンであれば
だいたい同じBASICプログラムで動かすことができた。
しかし、このBASIC自体がメーカーごとに違うので、
シャープ用のプログラムを富士通のパソコンに入れても走らないし、
NECに買い換えたら、NEC用のBASICを覚え直す必要があった。
MSXは、そうしたメーカーごとのプログラムの違いをなくすために
共通OSを採用した、というわけである。

現在の例で言えば、全く基本設計が異なるはずのMacでも、
Windows用のゲームやソフトが使えることである。
これはMac OSに、Windows用ソフトが使えるプログラムが組み込んであるから。
だからOSそのものには、Mac用とWindows用がある。
Mac本体にはMac OSを入れるのであって、Windows OSは入れられない。

Win-on-Mac
        ↑Macの画面の中にWindowsの画面がある

現在のパソコンでは当たり前の「どのパソコンでも同じソフトが使える」が、
初めて実現したのがMSXだったのである。

もし当時に御三家パソコンに対応したMSX OSがあったら、
御三家パソコンでもMSX用のゲームが遊べたのに…とも思うが、
性能が著しく違うので、かなり複雑で高価なOSになったろうし、
何より処理速度が遅すぎて使い物にならなかったろう。
いや、それより御三家のプライドが許さなかったかな?

ともかく、MSXという新たな規格の参入により、
パソコン業界はさらに混迷の時代へと突入していくのである。

つづく。


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缶ジュースの値段

あっという間に、ニューカレドニアに上陸。

いや、ホントは全然あっという間じゃなかったんだけど。
そのあたりについては、「すかんぴんドライブ」で。

ニューカレドニアの国際空港にて発見した、第1自販機。
やはりコカ・コーラなのか。

NC-vender1

自販機の形や雰囲気は、日本のものと大差ない。
問題は中身だが、南国にはどんなのがあるのかな~。

と、わくわくしながら覗いてみたが、意外と普通。
コカ・コーラ・ライトとかゼロとか、
パッと見、日本のものと見分けが付かない。
ファンタは全然デザインが違うな~。
これは南国っぽいと言えばぽいよね。

NC-vender2

って、値段を見ると200F(フラン)と書いてある。
え~と、1フランが1.17円だから・・・・

時価234円!?
高っ!! 


ニューカレドニアは世界的なリゾート地に加え、
ニッケル以外に主要な輸出産業がない。
そのせいか、日本より物価が高いという恐ろしい国である。

にしても、この値段は驚きだ。
空港だけの特別価格だけだと信じたい。
でなければ、缶ジュースを買うだけで破産しそうだ・・・。


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10 MSX誕生

何度も言うが、1981年からのマイコンブームは凄かった。
それゆえ、各家電メーカーは何とかブームの波に乗ろうと
独自機能をひっさげて、マイコン市場への参入を試みた。
だが、あまりにも強い御三家の存在により、
生存競争に敗れた後発メーカーは、独自の開発を断念せざるを得なかった。

その敗因は、主にゲームソフトなどの供給が得られなかったことである。
当時のマイコンは、各メーカーが独自にコンピュータのシステムを構築しており、
覇権争いのために独創的な機能を組み込んだりしていたので、
同じ8ビットマイコンといっても、プログラムの共通性はなかった。
よって、ソフトを供給する側も各メーカーのマイコンに合わせて
プログラムを変えなければならなかったのである。

Planet Mephius
        ↑同じゲームでも、機能が違うので画面も変わってくる

普及台数の少ない新規参入のマイコンのためにプログラムをわざわざ作るのは
ソフト会社側としても採算が合わない。 結果的に対応ソフトがあまり作られず、
ソフトがなければユーザーもそのマイコンを買わないという図式なわけであった。

しかし、こんなビジネスチャンスを逃すのはもったいない。
そこで、御三家に破れたメーカーは一致団結して
新しい形のパソコンを作り出すことにした。

「MSX」の誕生である。

「MSX」とは、1983年に発足した統一規格パソコンの名称である。
名前の由来はもちろん「Micro Soft(マイクロソフト)」。
ビル・ゲイツの侵略がすでにこの時点で…!!
というわけでもない。
MSX規格には確かにマイクロソフトが絡んでいるが、考えたのは日本人。
実際には「松下」と「ソニー」の間で話が持ち上がったので、
2社の頭文字をとって…という話もある。
また、「X」の意味についても諸説あり、真実は意外と確定していない。

ま、そんなことは当時はどうでもよくて、
御三家に対抗すべく生まれた「MSX」の存在意義は明確だった。
仕様を共通化する事で各社の設計コストを低減することができ、
家庭用テレビにつなげることができるため専用モニターが不要で、
従来のパソコンとは比較にならないほど安価に販売することができた。
市販ゲームも、同年に発売されたファミコンと同様にカセット方式を採用。
「プログラムも組めるゲーム機」という位置づけで、販売台数を伸ばした。

MSX6

MSX企画のパソコンについては、本体やカタログ、
ゲームソフトのパッケージなどに、必ず「MSX」の商標ロゴが入っている。
MSX規格に参加したのは、日本のメーカーだけでも15社、
海外メーカーまで合わせると25社にものぼった。
その中には、キャノンやビクター、ヤマハといった、パソコンとは無縁だった
メーカーもあり、販売ルートも家電流通だけでなく楽器流通でも売られた。
それにはつまり、シンセサイザーの制御用という使い道もあったからだ。

MSX3

8ビットパソコンとしての性能は御三家より遙かに劣るものの、
安くて、テレビにつなげられて、ゲームもできて、プログラムもできる。
親が子供に買い与えられる安価な入門用パソコンとしてMSXは広まった。 
私の友人でも数名が買った。

このMSXという統一規格が、現在のWindowsパソコンの設計思想の
基礎といってもいいだろう。 それについては次回。


つづく。


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見知らぬ、少女

さて、前回に続いて、りんくうタウンでの出来事を。

ショッピングモールは、子ども洋品や子ども用商品ばかりの
フロアがあったのだが、そこで見つけたのがこれ。

vender1

こども洋品がたくさんあるところにあった自販機なんだが、
なんか妙な位置に置いてある。

そして近づいてみると・・・。

vender2

なにー! 

どーゆーシステムだ!?
いや、どーゆーサービスだ!?


自販機と左のゲーム機と右の乗り物が連動していて、
自販機にコインを入れると、全てが遊べるってことか。
ジュースを買って、乗り物に乗って、ゲームができる。

すげー斬新だぜ!
そして画期的だぜ!!

感動したぜ!!!

ゲームをやるかはともかく、その状況が見てみたいと思い、
写真を撮ったあと、サイフを出しながら自販機に近づいていく。

すると、どこからともなく小さな女の子が颯爽と現れて、
右の乗り物にちょこーんとまたがったではないか。

むむっ、なんてタイミングだ。

さてはこの子、いつもこの店に来ていて、
大人がジュース買っても乗り物には乗らないと分かってて
やってきたんじゃないのか?

女の子は動かない乗り物にまたがったまま、
じっとこっちの様子をうかがっている…。

お主、確信犯だな!? 

はぁ~、怖いなぁ~。
こーゆー子が、将来たくさんの男を手玉にとって
「ねぇ~、ヴィトンのバッグ買ってぇ~」って
おねだりしちゃうような女になっちゃうのかな。

たとえ子どもといえども、
こーゆーしたたかなのは大嫌いなので、
私はジュースを買わず、その場を立ち去った。

女って怖いぜ~!! 


次回からホントにニューカレドニアの缶です。


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9 マイコンを買う理由

なぜ、それほどまでに「御三家」は強かったのか。
理由はひとえに「ソフトの豊富さ」にある。

new3

8ビットマイコンの市場は、「ホビーユース」に支えられていた。
ビジネスではなく、個人が楽しむプログラミングやゲームなどのために
マイコンを購入するというユーザーが大半だったのである。
もちろん「ゲームしたいからパソコン買って」などと言っても
スポンサーである親が納得するはずがない。
しかし、マイコン購入にはexcuse(言い訳)をつけることができた。

「絵が描けて勉強になるから。」
「音楽を作れて勉強になるから。」
「プログラムが英語の勉強になるから。」
「プログラムでグラフとか作れて数学の勉強になるから。」
「ワープロとして使えるよ、お父さん。」
「家計簿も作れるよ、お母さん。」

「勉強」という二文字に親は弱い。
加えて「これからはコンピュータの時代」と、世間がはやし立てる。
「これからの時代はBASICぐらい組めないと」などという、
今となっては全く無意味だった強迫観念やスタンピードによって、
子どもはまんまとスポンサーの首を縦に振らせることに成功するのである。
私を含め、私の周囲のほとんどの同級生は、こうした手口によって
マイコン購入を実現している。

しかし、言うまでもなく子どもの真の目的はゲームである。

game4

となると、いくら性能がよくてもゲームソフトが少ないマイコンは買いたくない。
ゲームが多い機種と言えば、歴史が長くユーザーも多い御三家だ。
本体の絶対数が多いのだから、ゲーム会社もこぞってゲームを出す。
こうして新しい顧客も、結局「御三家」のどれかを買うことになるのである。
ちょうど、プレステ、セガサターン、ニンテンドー64の覇権争いで
ゲームの豊富さでプレステが勝利したような構図である。

ここで、現代っ子は疑問に思うことがあるだろう。

「パソコンのソフトって、どのメーカーのパソコンでも動くんじゃないの?」と。

確かに、今のパソコンは、NECだろうと、富士通だろうと、シャープだろうと、
ソニーだろうと、東芝だろうと、パナソニックだとろうと、エプソンだろうと、
海外製だろうと、どのパソコンでも同じようにソフトは動く。
はっきり言って、メーカーごとに違いがあるのかと探す方が難しい。

windows4
  2009年現在のNEC(左上)、富士通(右上)、シャープ(左下)、SONY(右下)

ぶっちゃけた話、今のパソコンは95%が同じ材料でできている。
性能(スペック)は、どのメーカーも似たり寄ったりをラインナップしていて、
違いといえばデザインか、保証制度か、ブランドイメージぐらいだろう。
こうした現状は、ひとえに「Windows」という「OS」の存在が可能にしたことなのだが、
それについては次回に書くことにする。

とにかく、こうして新規ユーザーも増えて「御三家」は我が世の春を謳歌していた。

だが、時代は常に流れているのであった。

つづく。

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青、逃げ出した人

というわけで、ニューカレドニアへ旅立つのだが、
外国へ行くには飛行場に行かねばならない。
というわけで、今回は関西空港へ。

んで、その関西空港の手前にある「りんくうタウン」には
アウトレットモールやら観覧車やら、楽しげなスポットがある。

そこのショッピングモールに寄った時に見つけたこれAQTIVE
AQTIVE
清涼飲料水 340g
果糖、ぶどう糖、液糖、酸味料、香料、塩化Na、塩化K
乳酸Ca、甘味料(アセスルファムK)、アルギニン、グルタミン酸Na
ロイシン、イソロイシン、バリン、塩化Mg、ビタミンC
富永貿易株式会社 (2008)


あんまりだよなぁ…、これは。

「AQTIVE」って、何語だよ。
もしかして「AQUA」と「ACTIVE」をくっつけた造語か!?
そうなのか!?
だとしても、この青い走ってる人のデザインはひどすぎるだろ。 
中学生の運動会のポスターレベルだな。

宣伝広告をうたないことで経費を抑え、
安価な値段を実現しているという神戸居留地ブランド。
そのせいか、この会社の製品は基本的にあんまりである。
いや、デザインがね。

味は多分、他社と大差ないと思う。
だって自社工場を持ってないから、
製造を他社に委託してるっていうし。

神戸居留地のホームページで堂々と言ってんだもん。

・容器は海外から輸入してます。
・工場を持ってないので、製造は委託してます。
・全国の店へ、最寄りの委託工場・倉庫から配送してます。

これって、海外で作ってもらった容器に、
他社に作ってもらった中身を詰めて、
委託して出荷してますってことだろ?

じゃあ、
この会社は自分で何をやってんだ?
輸入会社だからそんなもんなのかな。

しかし、それがデザインの良し悪しの理由には
ならないと思うんだが、どーなんだろう。
もしかして、安さ(チープ)をアピールするために
わざとダサダサのデザインにしているとか?
フルーツ系の飲料は、そこそこマシなデザインをしているんだから、
やればできるはずなのに、謎なブランドである。



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8 第1次パソコンブーム

話を新御三家に戻そう。

NEC、富士通、シャープの新御三家は勢力を拡大する一方だった。
ほぼ毎年新製品を発表し、最盛期には細かなバージョン違いも含めて
1年間に8機種もリリースしたメーカーもあった。
まさに第1次マイコン(パソコン)ブームの到来である。

他のメーカーも、指をくわえて見ていたわけではない。
この波に乗ろうと、東芝、カシオ、三菱、ソニー、松下も参入。

PASOPIA etc
   東芝「パソピア7」、日立「S1」、カシオ「FP-1100」、三菱「マルチ8」

特に東芝の「パソピア7」は、横山やすしを起用した宣伝もあって、
知名度もあった。 そして各メーカーがイメージキャラクターとして
芸能人を起用するようになったのも、この頃からである。

マイコンがビジネスではなくホビーユースになるに従って、
トミーやバンダイといったおもちゃメーカーも
子ども向けの安価なマイコンを発売した。

Toy's com
トミー「ぴゅう太」、バンダイ「RX-78」、カシオ「楽がき」、タカラ「ゲームパソコン」

例えば、バンダイ「RX-78 GUNDAM」は、59,800円。
トミーの「ぴゅう太」にいたっては、19,800円という安さである。

だが、各メーカーがそれぞれ覇権争いを目論み、
特色を出そうとして、当時のマイコンは仕様がこんがらがっていた。

色がたくさん出せて、きれいな絵が描ける。
音がたくさん出て、作曲ができる。
ビデオの映像に文字を重ねることができる。
日本語でBASICプログラムが作れる。

今では全ての機能が1台のパソコンでできてしまうが、
当時そんなものを作ったら年収分ほどの値段になってしまうので、
各メーカーはどれかに特化した性能を売りにしようとしていた。
例えばソニーの「SMC-777C」は、4096色のうちから16色使えるとあって
店頭デモ画面の美しさは当時としては群を抜いていた。

SMC-777C

通称「HiT BiT(ヒットビット)」と呼ばれたソニーパソコンもそこそこ売れたが、
最終的にはいずれのパソコンも「御三家」の牙城を崩すことはできず、
ほとんどのメーカーは、独自のマイコン開発を断念せざるをえなくなる。

つづく。




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天国にいちばん近い島 1

えー、今日からしばらくシリーズが続くのだ。

いきなりだが、海外旅行に行ってきたのだ。 ホントにいきなり。
で、海外へ行ったからには、当然缶ジュースをゲットするわけで、
今日からその缶を紹介しようかと。

裏では「パソコンの歴史」がまだまだ続くので、
しばらくは2つのシリーズが同時進行する。

海外旅行の内容については、
すかんぴんドライブ ~日本列島ひと筆描き~
を、ぜひ見て頂きたい。
左のリンクにも追加したので、
飛行缶 ~SORA・TOBU・CAN~」と
すかんぴんず」ともども、よろしくである。

さて、どこへ行ってきたかというと、ニューカレドニアである。
はて? ニューカレドニア?

名前は知ってるけど、世界地図はうろ覚え。
南国だよなぁ? という程度のイメージしかない。

調べてみよう。

nc0-1

なるほどオーストラリアの真横なのか。

タヒチやらフィジーやらある島々の一角って感じである。
旅行雑誌を見ると、とってもトロピカ~ルなところのようだ。

nc0-3

こんな洒落たところ、今回のようにワケでもないと、まず行かないだろうなぁ。

さて。
行くことになっても、基本的に旅先のことを事前に調べることをしない私。
いつも旅は行き当たりばったりで、不慮の出会いを楽しんでいる。
しかし、海外旅行となると、多少の予備知識は備えておかないと
ヘタすると生命の危機に関わるので、大雑把に調査。

わかったこと。

南太平洋メラネシア系の島だがフランス領
公用語はフランス語
通貨はパシフィック・フラン(CFP)
時差は+2時間

そして今は梅雨。

梅雨!? 

梅雨があるのか!?

雨期というほどではないらしいが、降水量が多い時期らしい。
どんより曇り空の南国って、なんだかなー…。
しかし、行くことは決まってしまったので仕方ない。
あとは天に祈るだけ。

どーなる、ニューカレドニア旅行!?

そして、どんなデザインの缶が待っている!?




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7 パソコンはどれぐらい速くなったのか?

マイコンの開発競争激化の話の前に、
今回は基本用語と基礎的知識について書いてみようと思う。

1980年代のマイコンは「8ビット」だと書いた。
8ビットとは、1度に8個の仕事を同時にこなすことができることを言う。
ま、つまり社員が8人いる会社だと思えばいい。

パソコンの性能は、まず「CPU(中央演算処理装置)」のビット数で決まる。
CPUとはパソコンの心臓部で、基本性能はこのCPUで決まる。
CPUは基本的にパソコンの基盤にくっついていて、
素人はあんまり取り替えたりはしない。
今はインテル社のPentiumやCelelonなどが有名だが、
マイコン時代はザイログ社のZ80↓やモトローラ社の6800というCPUがメインだった。

Zilog Z80

さて、御三家マイコンは8ビットだが、最新のパソコンは64ビットである。
プレステなどのゲーム機や携帯電話、デジカメや液晶テレビでさえ32ビットある。
当時のマイコンは、今の携帯電話以下の処理能力だったわけだ。
社員8人の会社と社員64人の会社なら、
「なんだ、8倍になっただけか」と思ったら大間違い。

パソコンの性能は、「メモリ」の数でも大きく変わる。
メモリはRAM(ランダムアクセスメモリ)とも言って、
パソコンがハードディスクなどの記憶装置に頼らず、
仕事を覚えていられるために必要なものである。
メモリはバイト数で表され、8ビット(8人)で1バイトと言う。
資料やファイルを見なくても頭の中で覚えてるから、
スラスラと仕事ができる。 仕事の能率に関係するよね。 
ひと晩寝たら(電源切ったら)忘れちゃうけど。
memory
メモリは薄い板状のもので、今のパソコンはスロット式になっていて
素人でもハメたり外したりの交換が簡単にできる。
昔のマイコンでも一部増設はできたが、あんまり触らなかった。

新御三家のマイコンのメモリは64KB(キロバイト)が主流だった。
64KBっていうと、今では携帯電話で撮った写真1枚分ぐらい。
現在のパソコンのメモリは2~4GB(ギガバイト)あたりが主流だが、
これをバイトに変換すると

1GB=1,000MB(メガバイト)=1,000,000KB=10億B(バイト)

なので、今の4GBパソコンは64KBマイコン62500台分に相当することになる。

昔は社員8人で資料を64ページ覚えるのが限界だったが、
今は社員8人で400万ページ覚えられるってこと。
これが社員64人なら3200万ページ覚えられることになる。
それが何も見ないで仕事できるんだから、そりゃ速いわけだ。

ちなみに、処理の速さを表すクロック周波数というものもあり、
これは仕事をいかに早くこなすかというスピードに影響する。
これも当時のパソコンは4MHz(メガヘルツ)が主流で、
今は3~4GHz(ギガヘルツ)とかだから、単純に600~800倍速くなったと言える。
1時間で1枚しか書類が書けなかった社員が、800ページ書けるようになったってこと。

これらを全部計算していくと、
CPUが8倍、メモリが62500倍、速さが800倍になったのだから、

8×62500×800=400000000
今のパソコンは御三家時代より4億倍の性能というわけである。

もっとも、仕事の内容も複雑になっているので単純には比較できないが、
同じ仕事をしたとしたら、
今は1日で終わる仕事が、
昔は100万年かかることになる。 


今ではあたり前となった3D(3次元立体)の画像。
例えば「Word」で文字を立体的にする機能があるが、あれは文字の大きさや
奥行きの長さ、光の向きや影の濃さを一瞬で計算して表示してくれる。
これと同じことを20年前のマイコンでやろうとすると、1時間はかかるのである。

3DCG

あるいは、こんな画像↑を作ろうとしたら最低3ヶ月はかかるかな。
私の友人は、花瓶とリンゴの3D画像を表示しようとして、
マイコンを丸3日つけっぱなしにしていたことがあるが、
それでも全体の3分の1ほどしか表示されていなかった。
今だったら1秒とかからないだろう。

これって、すげー話じゃない?

つづく。




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あんまりなタイトルですんません。
思いつかなかったんです。 ちなみに元ネタは「涙」。
えーと・・・、さんずい偏つながり?

はい、ひなまつりです。

ひなまつりの思い出を書こうと思ったけど、
思い出なんて特にないんだよね~。

我が家にはひな壇が三段しかなくて、
その三段を出すのも、お袋が気が向いた年だけ。
たいていはお内裏様とお雛様だけだった。

でも、あのひな人形の作りというのは、
子ども心に興味を引かれたものだった。
何でできてるんだろう、どうやって作ってあるんだろうと
触りまくって、ぼんぼりに穴をあけてしまったり、
お内裏様の頭をもぎ取ってしまったりして焦ったものだ。

ちなみに最もお気に入りのアイテムはひし餅。
あの、ソリッドな菱形と3色のカラーリングがたまらない。
持ってよし、重ねてよし、並べてよし、投げてよしと万能で、
つまりは積み木感覚で好きだったってことかいな。

そんなわけで、五人囃子とか三人官女などというものは
友達の家でしか見たことがなく、羨望の対象でもあった。

しかし、実際に立派なひな壇があるからといって、
いいことばかりではないらしい。

孫娘が生まれたということで、祖母に立派なひな壇を
買ってもらったという女の子の話。
そのひな壇は七段もあって、たいそう豪華絢爛だったそうな。
ところが七段もあるひな壇の高さは、
その幼女の身長をはるかに凌駕しているわけである。
まるで頭上から降ってくるかのような威圧感。
加えて七段ともなると、人形が15体揃っている。
無表情で無愛想な15体の人形が、
雁首揃えてこっちを向いているのだ。
そりゃ確かに子どもから見たら、ちょっとしたホラーだよな。

その女の子は立派なひな壇が怖くて怖くて、
ひな壇の前で家族で宴会をすることになった時、
泣き叫んで抵抗したらしい。
ひな壇を見る時も、ふすまの陰から、
まるで星飛雄馬の姉のように、恐る恐る見ていたらしい。

そー考えると、三段しかなかった我が家は
そうした恐怖体験もなく過ごせて、
子どもにとっては平和だったのかも知れないな。

さて、ひなまつりにちなんだものを紹介しようかと
いろいろ探してみたが、こんなものしかなかった。

amazake

白鶴 あまざけ
清涼飲料水 甘酒(アルコール分1%未満)190g
砂糖、粉飴、米こうじ、酒粕、蜂蜜、酸味料
白鶴酒造株式会社 (2008)


なんだかひなまつりというより、
おっさんのぐい飲みのような雰囲気だが仕方ない。
色も真っ赤で、配色といい版画みたいな書体といい、
子ども向け要素は微塵も感じられない。
てことは、これは大人向けに作られたもの?

そもそも甘酒ってひなまつり以外で飲むことあるんだろうか。
ああ、風邪引いたとき? いや、それは卵酒か。
他には…、新年の御神酒として? 
まあ、確かに神社で飲んだことあるな。
しかし、自動販売機で買うほど日常的なものではないだろう。
甘酒の需要って、どれほどあるんだろうか。

白鶴によると、これは8~3月の秋・冬限定の商品で、
酒どころ灘の蔵元の酒粕を使用した本格派の甘酒だということ。
だから、デザインも本格派っぽく、古風にしたのかねー。
本格を売りにした甘酒…。
ますますターゲットがわからないぞ、白鶴。

でさー、甘酒なんだけどさー、これがまた苦手でねー。
お袋が作ったりするから飲まされたけど、
いくら甘くても、うまいとは思えなくてねー。
アルコールのにおいと相まって、なんかこう
神経を逆撫でする甘さだったんだよね。
だから、この缶も買ったはいいけど飲んでない。
誰か飲んでくれ。

え!? なに、このあまざけ、
しょうが入りバージョンもあるの!?
しょうがか~。 「あめゆ」を思い出す。
あ~、寒気がしてきた。 ますます飲みたくな~い!




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決戦、高3生卒業式

3月になった。

卒業シーズンだ。

卒業式っていうと、いろいろあるよねー。
後輩に第2ボタン取られちゃったりとかさぁ。
その日にダメもとでずっと好きだった子に告白したり、
反対に告白されちゃったりとかさぁ。
ダメでも、もう会わないから言いやすいんだろうねー。
受験生だと、まだまだ気が抜けない時期だけど、
1日ぐらい、そーゆーイベントで盛り上がってもいいよねぇ。



あー、そんな数々の思い出が、

















あったらいいのになぁ~・・・・・。







いつものように、卒業式の思い出なんかを語りたいところだが、
私には卒業式の思い出がない。

いや、あるにはあるが、小学校の卒業式はもはや記憶にないし、
中学の卒業式も、高校受験の結果が出る前だったので、
合格発表後に集まった時の記憶の方が鮮明である。

で、高校の卒業式はというと、本当に出席していない。
大学受験の日と重なっていたのだ。 しかも、県外の大学。
当時はまだ携帯電話もなかったので、
友人や彼女からの激励電話やメールがあるわけでもなく、
3月1日は、受験先のホテルでひっそりと過ごした。
卒業式という通過儀礼を通過しなかったので、私の高校生活は
なんだかはっきりしないまま終わったのであった。

で、その大学、

受かってりゃまだしも、落ちたんだよね~。
はっはっは~。

だったら、受けるんじゃなかったよ!

ま、結果論だけどさ。

さ、私の悲しい思い出はおいといて、
受験生を応援するとするか。
goukaku energy

合格エナジー
炭酸飲料 490ml
糖類(果糖ぶどう糖液糖、ぶどう糖)、ローヤルゼリーエキス、
酸味料、香料、ビタミンC、ナイアシンアミド、甘味料(スクラロース)、
カフェイン、パントテン酸Ca、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB2、
カロチン色素、ビタミンB12
サントリーフーズ株式会社 (2009.1.9.)


見覚えあるね~。
夏に出したばっかの「エネボンベ」のシリーズだね。
そして、お菓子業界に対抗しての受験生応援ドリンクだね。
いやー、他のメーカーも出さないかなぁー。

カラーリングは変わっていないが、下の方の紅白幕がすごい。
めでたさを表してるんだろうが、このデザインはなんとゆーか。
まぁ、いいか。 もともとのコンセプトがイロモノなんだし。

サントリーによると、

今回の新商品は、これから本格的に始まる「受験シーズン」に向けて、
“頑張る受験生を応援する栄養炭酸”をコンセプトにした商品です。

●中味の特長
受験生が勉強の際に手軽に栄養補給出来るよう、バランス良く配合しました。
適度な炭酸と、栄養炭酸飲料ならではの爽快な味わいが特長です。

●パッケージの特長
「エネルギー充電」や「6種類のビタミン・ぶどう糖配合」の表記とともに、
「デカビタC」のロゴを配すことで、栄養炭酸飲料であることを
わかりやすく伝えています。
また、縁起の良い紅白幕のイラストをあしらった、
受験生を応援するパッケージデザインに仕上げました。

とさ。

しかし、この紅白幕、縁起がいいっちゅーかなんちゅーか、
真剣に応援する気あんのかって印象も受けるけどね。

ま、はっきり言うけど、受験生の諸君はこんなに甘い炭酸飲料を
490mlも飲んじゃいけません。
確かに糖分は脳のエネルギーだが、こんなに飲んだら
血糖値が急激に上がった後インスリンが出て大変なことになるから。
エネルギー補給するなら、消化もよく、ゆっくりぶどう糖になる
うどんなんかにしてちょうだい。

とにかく、あと少しだ。
がんばれ受験生の諸君! 

て、受験生はこんなブログ見てないだろーけどな!



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