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飛行缶 -SORA・TOBU・CAN-

デザインがカッコイイ缶を集め出したのが始まりでした。気づけば部屋中に大量の缶が。エピソードとともに整理しながら発表していきますので、おつきあい頂ければ幸いです。

大晦日に熱く語る 2

それがこれ。

starbucks

STARBUCKS doubleshot
-Espresso & Cream-

Coffee 192ml
Nonfat Milk、Brewed Espresso Coffee、Cream、Suger、
Caramel Color、Ascorbic Acid、Tripotassuium Phosphate
STARBUCKS U.S.(2003)


ニューヨークで買ったものだ。
ニューヨークには日本のようにコンビニがいっぱいあって、
アメリカではこれをドラッグストアと言う。
日本のコンビニより大きくて、トイレットペーパーみたいな
大型の日用雑貨や10kg袋のドッグフードも売っている。
たいていはデリもあるので、深夜にホテル近くのドラッグストアへ
ピザなどを買いに行った時のことだ。
日本茶を買おうと思ったのだが、あちらの国では
紅茶と同じように緑茶にも砂糖が入っていたりする。
困ったなぁ~と思っていろいろ見ていると、

「んんっ!? スタバの缶!?」

日本では当然そんなものは売っていない。
まだ、チルドカップコーヒーも売っていなかった時代だ。
しかも値段も高くない。 これは買わねばなるまい!

んで、買ってみて飲んだわけだが、
ちょっぴり甘めだったが、すごい美味かったのだ。

「なぜこれを日本で発売しないんだ!?」

本気でそう思った。
大量に買って帰ろうかと思ったが、缶は重いし、
アメリカで売られてるなら、そのうち日本でも発売されるだろうと思って、
2缶しか買って帰らなかった。

ところが、日本ではなかなか出ない。
アメリカ版が発売されたのが2002年の3月らしいので、
今回日本で発売されるまで、実に6年と7ヶ月の歳月がかかっている。
これが、日本人の口にあう缶コーヒーを開発するための歳月かというと、
そうではないだろう。

アメリカ版スタバ缶は、スターバックス社がペプシ社と組んで販売している。
しかし、日本ではサントリーと提携しているので、
新たに商品開発する必要があったのだろう。

まあ、その辺の事情は仕方ないとして、
アメリカ版スタバ缶がとっても美味かっただけに、
今回の高くて小さくて美味しくないスタバ缶は、はっきり言って喜べない。
もしかしたら、コーヒー通の人にとっては、
このスタバ缶は「うまい!」と思うのかも知れないが、
残念ながら個人的なリサーチでは「高いわりにそれほどでもない」が
圧倒的意見であるし、私もそう思う。

スタバの店舗はどんどん増殖しているので、人気があるのは相変わらずだが、
この缶コーヒーはいつまで続くか。ちょっと興味深いところである。

と、同時にふと思う。
今までスタバが缶コーヒーを出さなかったのは、缶コーヒーなど出してしまうと
店舗の売り上げに影響するからではないかと考えてたが、
チルドカップは出してるわけだし、要するに問題なのは
味や市場ではなく、商品開発力や販売網についてだったのだろう。
その点でサントリーと提携という形なのだろうが、
であるならば、例えばドトールなどの缶コーヒーは発売されないだろうか。
もし出たら、やっぱり店舗のロゴやカラーリングで出すんだろうか。

そうやって色んなものが色んなデザインで発売されると面白いんだがなぁ。

ということを来年に願いつつ、大晦日である。
よいお年を。


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大晦日に熱く語る 1

大晦日ですな。

何とか今年中に書こうと思っていて、結局大晦日に持ってきたのがこのネタ。

なにって、スターバックスが缶コーヒーを出したこと。
誰もがいつか出すだろうとは思っていたが、
それが「やっと」なのか、「ついに」なのか、「いまさら」なのか。

個人的には「いまさら」で、実はそのネタをブログで書く前に
市販されちゃったわけよ。
というわけでハイ。

starbucks-j

スターバックス ダブルショット
エスプレッソ コンパーナ
エスプレッソ ドッピオ

コーヒー 140g
牛乳、コーヒー、砂糖、クリーム、カゼインNa、pH調整剤、乳化剤
サントリーフーズ株式会社 (2008)


それまでスタバは、チルドカップコーヒーをコンビニで販売していたが、
10月21日に缶コーヒーを登場させた。
1都10県のコンビニエンスストアでのみ限定販売とあったが、
私は高速の某サービスエリアで購入した。
12月9日からは近畿・中部・北陸へと販売圏を拡大。
1月13日から全国販売になるらしい。

「コンパーナ」はイタリア語で、英語の「With Cream」を意味し、
「ドッピオ」はイタリア語で、英語の「Double(ダブル)」を意味する。
だから、コンバーナの方はカフェ・ラテ、ドッピオの方はビターになる。

と、こんなことを冷静に書いている場合ではない!!
まずは、このブログ本来の目的よろしくデザインについて書こう。

このスタバ缶、すっげー小っさい。
140gって小っさ!!
めっ小っさ!! なにミントンじゃーい!!
通常の缶コーヒーが190gだから、約4分の3の量。
約27%オフじゃないか。

しかし、缶の形は変わっている。
下半分がくぼんでいるぞ?
指が引っかかって、持ちやすくするためか?

『エスプレッソがぎゅっと詰まったような濃厚なおいしさと、
 本格的なスターバックス飲料を表現するために、
 「スターバックス ダブルショット」の専用の容器を新たに開発しました。
 シンプルでありながら、洗練された、高級感のあるパッケージに仕上げています。』

というのが、プレスリリースによるコメントだが、
専用缶を開発したのは140gというサイズのためでもあるだろう。
ちゅーか、そのコストを値段に還元して欲しいものだ。
いや、その辺はスタバの「高級感」を出すために譲れないところか。
まぁ、確かに手の込んだデザインだ。
つや消しの塗装も、高級感にひと役買っている。
手描きっぽい丸い模様が意味わからんが。

まぁ、デザインはいい。
だが、こいつの最大の問題は値段だ!!
179円だとお!?  
高級感を出すにもほどがあるぞ!?
「感」どころか、ホントに高いじゃないか。
中身は3割減で、値段は約1.5倍!!

これだけ高けりゃ、さぞかし美味いんだろうなぁ?
よーし、

ごっくん

うまくねーっ!!!

マズイとは言わないが、うまくねーっ!!!!!!!
スタバには固定ファンが多いだろうし、私も何度か飲んだことあるが、
この缶コーヒーはどうかと思う。

きっとみんなはこう思っているだろう。
今までスタバが缶コーヒーを出さなかったのは、
スタバとして納得のいく商品を開発できなかったからで、
この値段もこのサイズも、スタバの品質を維持するために必要なものだと。

しかーし!

私はそうは思わない。
なぜなら、私は3年も前にスタバの缶コーヒーを飲んでいて、
しかもそれがスゲー美味かったからだ。

つづく。

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