飛行缶 -SORA・TOBU・CAN-

デザインがカッコイイ缶を集め出したのが始まりでした。気づけば部屋中に大量の缶が。エピソードとともに整理しながら発表していきますので、おつきあい頂ければ幸いです。

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オレの後ろに立つな。

というセリフがあったかどうか知らないが、
似たようなセリフはあったはず。
彼の背後に立つと、撃たれるのでご注意を。

というわけで、彼の登場である。

takumi

NESCAFE 匠 香り多めコク深め ゴルゴ13 ver.
コーヒー 190ml
牛乳、コーヒー、砂糖、クリーム、セルロース、乳化剤、
カゼインNa、香料、安定剤(カラギーナン)
ネスレマニュファクチャリング (2008)



サントリーネスカフェの匠がリニューアル。
ネスカフェの缶コーヒーを買ったのは、これが初めてのような気がする。
コンビニとかの店頭であまり見かけないと思うけど、気のせいかな。
で、今回は何で買ったかと言えば一目瞭然。

なんでいきなりデューク東郷の登場?

答えは簡単。

テレビシリーズがスタートするに伴ってのタイアップだから。

うーむ…。 最近、多いよなぁ…。

…て、なに!?
テレビシリーズ!? アニメの!? 
今さら!?


と、個人的にちょっとした事件だった。

ここで「ゴルゴ13」をあまり知らない人のために書くと、
超一流スナイパーである「デューク東郷」を主人公とした超硬派劇画マンガで、
「ゴルゴ13」とは、この主人公の殺し屋としての通り名である。
緻密な作戦と正確無比な射撃能力で、依頼を冷徹に完遂する。
お笑い芸人「TIM」の「ゴルゴ松本」の名前の元ネタもこれであり、
他にもいろんなところでパロディされている有名なマンガである。

なにゆえそれほど知名度があるかと言うと、
かなり個性的なマンガだからである。
世界を股にかける殺し屋であり、物語の舞台も世界各地。
そして主人公がとにかく寡黙で、セリフは「………」ばかり。
最近は依頼を受ける時もほとんど喋らないとゆー徹底ぶりで、
恐らく、世界一セリフの少ない主人公であろう。

と書きつつ、実は私もそれほど詳しいわけではない。
マンガも持ってないし、別に好きなわけでもない。
でも、なぜ知っているかとゆーと、喫茶店や床屋や病院など、
とにかくどこにでも置いてあるのだ。
ま、人生において必然的に目にする機会が多かった、と。

で、そんな私が、なぜ今回のアニメ化に驚いたか。
それは、ホントに今さらだからである。

「ゴルゴ13」の連載開始はなんと1968(昭和43)年。
 ずばり、40年前。さすがの私も生まれてない。
40年つーたら、ヤンキーが16歳で結婚して子ども作ってたら
へタすりゃ孫ができて、3世代になるぐらいの期間だし。
しかも、今もって好評連載中!
週刊連載でもないのに、単行本は150巻!
あの「こち亀」だって、1976年連載開始だってのに。
マンガの長寿にも驚きだが、作者にも驚きである。
なんと1度も休載したことがないという。不死身か!?
今は、ほとんどの作画はアシスタントが描いていて
作者はキャラクターの目しか描いていないという話は有名だが、
それも仕方なかろう。だって、作者72歳だよ。

で、そんな「ゴルゴ13」が40年目にして、初のテレビアニメ化。
過去に実写とアニメで映画化され、一応OVAもあるが、
テレビシリーズは初である。思い切ったなぁ、テレビ東京。
今年の4月から、絶賛放送中である。
いくらおっさん向けのものが売れる時代とはいえ、
連載開始から40年経ってのテレビシリーズ化は、誰もが驚いたことだろう。
しかも「デューク東郷」の声は「舘ひろし」があてるって!?
そりゃ、ダブルで驚きだろ。

ま、そんなわけで、祝40周年、祝アニメ化として
ネスカフェ匠のリニューアルの期間限定商品としてタイアップされたわけだ。
ちなみに、微糖と合わせて10種類リリースされたが、
先述のようにファンではないので、購入したのは1缶のみ。
すまん、デューク。頼むから撃たないでね。



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BOSSの缶、血に染めて 2

11月18日、BOSSの新バージョンが発売された。

なんと赤い!! 

BOSS-2

ザ・エスプレッソ ボスの休暇
コーヒー 190ml
牛乳、コーヒー、砂糖、クリーム、カゼインNa、乳化剤、安定剤(カラギナン)
サントリーフーズ株式会社 (2008.11.18.)


この突発的なカラー変更。
まるで、このブログのネタのために発売されたかのような缶だ。

うーむ。
見れば見るほど真っ赤だ。
真紅と言ってもいい。
まるでフェラーリのようなレッドだ。
午後の紅茶」でも、ここまでのじゃなかったぞ。

これはこれでいい。
前回のシンプルなデザインを継承し、
さらりと真っ赤な面積が多く、とっても目立つ。
惜しむらくは、今回は光沢塗装という点だ。
ぜひ、去年のようなマット仕上げにして欲しかった。
マット塗装の。んー、想像するだけでシブイ。

しかし、ちょっと待て。

実は、こいつを購入した時、
隣近所にも真っ赤なコーヒーが何種類か並んでいた。

BOSS-4

なぜか他のメーカーも赤で出しているのだ。
しかも、あからさまに同じ感じに赤いやつもある。
なぜ、みんな揃ってなのだ? 企画の段階で情報漏洩か?
それとも、今年か来年のラッキーカラーなのか?
ニュース類をチェックしても、赤い理由は書いてない。
BOSSも色のこと以外は、去年と寸分変わっていない。
つまり、中身は同じで、パッケージのリニューアルだけというわけだ。

うーむ、それにしても気になる。
なぜ、各メーカーそろって、なのか…。


あ…。


もしかして…。


来年、丑(うし)年だから…?



…。


じゃあ、来年の秋に出るのは黄色だ。
 



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BOSS-3
      それとも、正月を前にして、紅白に並べてめでたさの演出か?

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BOSSの缶、血に染めて 1


つい最近買ったものだが、もう1年前に発売されてたんだねー。

サントリーのデザインは、全体的に秀逸なものが多いと以前にも書いたが、
缶コーヒーのBOSSシリーズも、なかなかいいデザインをしているものがある。
定番の「カフェ・オレ」や「ブラック」のように、ロゴを縦に寝かせたものなどが、
他メーカーと一線を画す王道かつ巧いデザインだと思っている。
しかし、「レインボー・マウンテン」のように、名前の通りだが
ちょっと派手すぎると感じるデザインもままある。

そんなサントリーのBOSSシリーズに、とんでもなくシンプルなものが出た。

BOSS-1
ザ・エスプレッソ ボスの休日
コーヒー 190ml
牛乳、コーヒー、砂糖、クリーム、カゼインNa、乳化剤、安定剤(カラギナン)
サントリーフーズ株式会社 (2007.11.27.)


素晴らしい。 

お茶カテゴリと双璧を成す激戦区のコーヒーカテゴリにおいて、
このシンプルさは商品棚でも異常に目立つ。
本来、美しいデザインとは「余分なものをそぎ落とす」ことによって生まれる。
これは、そのいい例ではないだろうか。
また、この白がいい。光沢ではなくマット(つや消し)なのだ。
単なる白の光沢より、この方が高級感も出ている。
他の缶も真似すればいいのに。
塗膜が厚くなるから、コスト的に難しいのかな。

ちなみに、私はコーヒー通ではないので、味についてはメーカーの広告を引用しよう。

「ザ・エスプレッソ ボスの休日」は、たまの休みや仕事終わりなど、リラックスしたい時に、
 “普段よりちょっといいもの、贅沢なものを味わいたい”という人に向けて開発された、
 新しい味わいのボスだ。焙煎したコーヒー豆本来の香りとコクを封じ込める同社独自の
 製法によって抽出したエスプレッソを最大限使用し、豊かな香りと芳醇なコクを実現。
 さらに、良質な牛乳と生クリームを合わせて20%以上使用することで、
 まろやかで濃厚感のある味わいに仕上げた。」

これでいいかな。コーヒー通でない私でも美味しく飲めた、とは書いておこう。

で、それから1年経った今週。
なんと、続編が登場した。

つづく



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ボンベ包囲網を破れ!

最近のものだが調べたら面白かったので、いってみよう。

夏のある日、近くのサークルKにいってドリンクコーナーで発見。
なんだ、この無節操にデカくて不自然に黄色い物体は。

ENEBONBE

エネボンベ
炭酸飲料 490ml
糖類、ローヤルゼリーエキス、酸味料、香料、ビタミンC、ナイアシンアミド、
カフェイン、パンテトン酸Ca、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB2、カロチン色素、ビタミンB12
サントリーフーズ株式会社 (2008)
サークルKサンクス限定商品


うむ。たしかにボンベだ。
しかも、ツッコミどころ満載のボンベだ。
形といい、色といい、アメリカン・コメディ映画に出てきそうな
何かヤバくてコミカルなものを運んでそうなボンベだ。
「バットマン」の敵役が使いそうな感じかな。
ご丁寧にメーターまで描かれている。

で、これはなんだろうと手に取ると「デカビタC」と書いてある。
む、あの瓶飲料のデカビタCか。
昔、サッカーの選手の三浦和良が宣伝していたヤツか。(古い)



だが、それがなんでこんなデザインで発売されているのだ。

「エネルギー満タン」「エネボンベ」「炭酸飲料」「アルミ」 

うーむ、全てがバカでかく堂々と書いてある。
前回の「みっくちゅじゅーちゅ」といい、最近はこういうデザインが流行なのか?
しかし、ロゴデザインや配色を昭和テイストにしてあるあたり、
それなりに真面目に考えたのかな…?
と、メーターをよく見ると、「MANZOKU」と書いてある。
あー、やっぱりノリで作ったかな、こりゃ。

明るいところでよく見ると、黄色の塗装も荒く粒子が見える。
まぁ、この荒さが、鮮やかな黄色ではなくちょっと黒みの入った
「ボンベくさい黄色」になってるのだろうが、
これも狙ったものなのか、単にコストの問題だったのか…。

デザイン詮索はそこまでにして、
なぜこんなものが「限定商品」として発売されたのか。

答えは簡単。夏だから。
夏だから、みんな炭酸飲料たくさん飲みたいでしょ?
デカビタCは瓶だと210mlしかないから、もっと大きいのが欲しいでしょ?
じゃあ、普通の350ml缶で出さなかった!?

…ノリ?

発売経緯になぞを感じたこの「エネボンベ」。
調べてみたら、今年で3本目だった。へー、気づかなかった。
コンビニ限定ってのと、炭酸をあまり飲まないので眼中になかったのかな。

最初は2006年に登場。
デカボンベ
デカビタC+炭酸ボンベで「デカボンベ」。デザイン同じやんけ!
しかし単純に大容量になったわけではく、味を変えてあるらしい。
サークルKサンクス、ローソン、ファミリーマート共同で
セブンイレブンに対抗した企画商品として発売されたらしい。
んーと、何に対抗したんだろう。売り上げかな?

翌2007年に登場。
栄養ボンベ
「デカボンベがリニューアルして再登場!6種類のビタミンにローヤルゼリー配合」
というのがウリなので、ネーミングも「栄養ボンベ」に。炭酸も少しだけ控えめに。

で、3回目となる今年が「エネボンベ」なわけだ。
キャッチコピーも「パワー満タン」から「エネルギー満タン」に変わっている。
ここまでくると、毎年楽しみに待ってる固定ファンとかいるのかな。
それにしても、デザインも使い回し、パッケージングも使い回しで3年目ということは、
サントリーとしてもそれなりに「売れる」商品ということなのだろうか。
じゃないと続かないもんなぁ。

となると、来年も出すのかどうかが気になるところである。
3回というと、ひと区切りついてしまう回数だし、
なによりネーミングが辛くなってくるんじゃないだろうか。
もし出すとしたら、どんな名前でくるのか。
きっと、サントリーの企画部でも話し合われたに違いない。

「デカボンベ」「栄養ボンベ」「エネボンベ」ときたから…
「炭酸ボンベ」は、単にホントの炭酸が入ったボンベっぽくてインパクトないよなぁ。
今度はビタミンにふって「ビタボンベ」。ありそうだが、パッと見、意味わからん。

どうせなら、ネーミング募集とか企画しちゃえばいいのに。



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ミックスジュースの缶

今回はこんなものを。

あまりにもシンプルでふざけた商品名を見て買ったのだが、
調べてみると実はいわくある商品だったという代物。

みっくちゅ

大阪生まれのフリフリみっくちゅじゅーちゅ
20%混合果汁入り飲料 190g
果実(オレンジ、りんご、パインアップル、桃、バナナ)、乳製品、
砂糖、はちみつ、澱粉、大豆多糖類、卵、香料、酸味料、カロチン色素
日本サンガリアベバレッジカンパニー (2001)


ことの発端は2001年まで遡る。いや、買ったのは最近なんだけどね。
こいつは、近畿・瀬戸内地方でのみ放送されているらしい
朝日放送(ABC)のバラエティー深夜番組「ごきげん!ブランニュ」で、
『関西の喫茶店の定番メニューのひとつである「ミックスジュース」を全国に広めよう』と、
番組の出演者・スタッフが企画し、大阪府大阪市に本社のある
日本サンガリアベバレッジカンパニーに話を持ちかけ、商品化が実現したもの。

番組から商品が生まれることはままあるが、ペットボトルではなく
缶ジュースとして商品化されるのは珍しいんじゃなかろうか。
缶の裏面には、ミックスジュースに関する説明、飲み方などが書かれている。
全国展開を目指して、ミックスジュースを知らない地域の人が理解できるようにと
説明が加えられているようだが、

えーと…、ミックスジュースを知らない人って…いるの? 

商品名の「みっくちゅじゅーちゅ」の名付け親は、
番組の司会を務めるトミーズ雅で、ラベルのロゴは、赤井英和の自筆によるもの。
なるほど確かに手書きくさいが、何で書いたのだろうか。
マッキーの筆致に見えるが、気のせいか?

白地に黒文字だけのデザインが、自販機の中でも妙に目立っていたが、
近づいて確認するまで「甘酒」だと思っていた。

さて、なぜ商品名が「みっくちゅじゅーちゅ」などというふざけたものになったのか。
別に関西人特有の悪ふざけというわけではなく、それなりに理由があるらしい。

当初、そのまま「ミックスジュース」にしようとしたが、それが認められなかった。
農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(JAS法)により
果汁100%のもの以外は、『ジュース』という名称で販売できない」ということで、
「ジュース」という名称が使用できず、やむを得ずミックスジュースをもじった
「みっくちゅじゅーちゅ」にしたという顛末である。
JAS法について詳しくは、まめちしきで。

発売当初は、缶に商品を企画した「ごきげん!ブランニュ」のロゴや
「題字・赤井英和」が入っていたらしいが、現在は写真のとおり削除されている。
他に「みっくちゅじゅーちゅ いちご」もある。

さて、この商品のコンセプトは「大阪生まれのミックスジュースを全国に広める」
ことらしいが、ここでひとつ、力を込めて言わせてもらおう。

ミックスジュースは
全国どこにでもあるメニューです! 

企画した番組も「ミックスジュースは大阪生まれ」と謳っているが特に根拠はない
実際、私は全国を旅した経験があるが、ミックスジュースは時々見かけた。
単に大阪の喫茶店では必ずあるので「文化として根付いている」ということなのだろう。
作り方としては、バナナやパイナップルといった南方系果実と、
オレンジやみかんなどの柑橘系果実に牛乳、卵、氷を加えてミキサーで
攪拌させたものが「大阪名物ミックスジュース」らしいが、
これもまた言わせてもらうと、全国どこでも似たようなもんだと思う。

しかし意外なことに関東の人間にはこれが珍しいらしい。
そして「関東には、これに似た飲料に「ミルクセーキ」がある」というが、
「セーキ」は「シェイク」の訛ったもので、もともと日本のものではない。
まったく、日本には関東と関西しかないわけじゃないんだぞ?

まぁ、由来話はこの辺にしておいて、問題は味である。
さて、どんなミックスジュースかと飲んでみると…。

意外とウマい! Σ(゜A゜) 

ふざけた外観から期待していなかった分だけ、余計に驚いた。
薄黄色の液体とドロッとした口当たりがまさにミックスジュースだ。
さらに舌にざらりとしたオレンジの果実繊維が残る。
これは「いかにも喫茶店のジューサーで挽いた」ことを表現しているらしい。
「喫茶店のミックスジュースはもっと濃厚だ」という意見もあるようだが、
あんまりドロリとしすぎていても飲みにくすぎるので、これぐらいでいいと思う。
だって、喫茶店の透明なグラスに入って出てくるならいいけど、
中身の見えない缶から、あまりにもドロッとした液体をすするのは、
心理的にも若干不安だし、飲んでる姿も見栄えよくないだろうしな。

見た目のわりにおいしかったので、それで良しとしようではないか。

え?2001年に日本食糧新聞社が主催する「優秀ヒット賞」を受賞してんの?
知らんかった~。 てか、日本食糧新聞てナニ?? 


まめちしき

普通「ジュース」といえばオレンジジュースグレープフルーツジューストマトジュースなどをいうが、さらにコーラや午後の紅茶など「甘い飲み物全般」を指して「ジュース」と言うことにも違和感はないだろう。このブログでも、基本的にそのようなスタンスで、あえて「ジュース」と書いている。しかし厳密には「ジュース」にはいろいろときっちりした約束がある。それが上でも書いた「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(JAS法)にあり、「果汁100%のもの以外は、『ジュース』という名称で販売できない」という規定である。では、果汁100%未満のものは何と言うかというと、いろいろである。果汁が入っていることを強調したいものは裏面の名称のところに「○○%果汁入り飲料」と書いてあったりするが、前に紹介したポカリスウェットなどは、果汁が含まれていても表記は「清涼飲料水」である。他には「炭酸飲料」「乳性飲料」「コーヒー」「紅茶飲料」などと書かれていて、やはり「ジュース」と書いてあるのは果汁100%のもののみである。ちなみに「濃縮還元」でも構わない。トマトジュースの場合、食塩は添加されていても「ジュース」として認められる。逆に言えば、果汁100%なら、飲み物でなくても「ジュース」である。例えばお菓子や料理に使われるレモン汁(ポッカレモン100とか)も、裏を見ると「レモンジュース」と書いてある。



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見た目は悪いがゴクリとうまい

このブログは、ジュース缶のデザインについて語るものである。

これまでも「ポカリスウェット」など、時代を切り開いた斬新なデザインなどに
触れてきた。他にもびっくりするようなデザインの缶は時々世に出てきたが、
さすがにこれが発売された時の衝撃は群を抜いている。

だってこれは、すでにジュースにすら見えなかったのだから。

Gokuri

Gokuri まるごと旨搾り オレンジ
37%オレンジ果汁入り飲料 415g
オレンジ、果実繊維、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、
香料、保存料(安息香酸Na)、ビタミンC
サントリーフーズ株式会社 (2002)


かの有名な「Gokuri」である。
たぶん、青い缶の「グレープフルーツ」味はご存じだろう。
今や、すっかり定番商品の位置を確立し、
「Gokuri愛好家」と自称する人たちまで生まれた人気商品である。

が、この「Gokuriオレンジ」の販売には、ちょっとしたいわくがある。

もともとは2002年4月に発売された「グレープフルーツ」が最初である。
それまでよくあったグレープフルーツジュースは、
濃縮還元で果汁率は高くても、さらりとした口当たりで
いまいち物足りないと感じていたジュース愛好家も多かったのではなかろうか。
また、グレープフルーツ=酸っぱいというイメージに合わせるためか、
妙に酸っぱさだけを強調したものも少なくなかった。
もっとグレープフルーツの持つうまみを味わいたい。
そんな消費者の要望にマッチしたのか、このGokuriはまたたく間にヒットした。

かくいう私もグレープフルーツジュースは好きな方で、
酸っぱすぎず、甘すぎず、果実繊維も入っているGokuriはお気に入りだった。
缶のボトルで、サイズはペットボトルよりも小さいが、
飲み口が大きくなっていて飲みやすくなっているデザインも、
スタイリッシュなような無骨なような斬新さで目を引いた。

と、その年の秋に新発売されたのが、この「オレンジ」だ。
そして見て分かる通り黒い
しかも半端な黒さではない。全身真っ黒だ。
中央にしずくを垂らしたオレンジ果実が描かれているが、
これがまた遠目から見ると、黒い背景に浮かぶ目ん玉のようにも見える。
はっきり言って、ジュースに見えない。
美味しそうどころか、毒でも入ってるんじゃないかと思わせる。

想像してみて欲しい。
黄色など、色鮮やかな缶が並んでいる商品棚に
ちょっと大きめの真っ黒な物体が並んでいたら。
そりゃ、もう目を引くどころか、身に危険を覚えるぐらい衝撃的な光景だ。

そもそも黒いボトルなんて、墨汁かしょう油ぐらいしか連想しない。
それが、オレンジジュースだとお!?
なかなか挑戦的なことしてくれるやんけ。
さすが、これまでも素晴らしいデザインで定番商品を確立してきたサントリーだ。
よーし、買ったろ。

私は買ってみた。そして飲んでみた。

ウマイ。 

もともと粒入りオレンジジュースが大好物な私には、
この果実繊維入りオレンジジュースはバッチリハマッたのだった。
それはもう、久しぶりにハートをガッチリわしづかみされました。

こうして、見た目のインパクトとは裏腹にイケるGokuriオレンジは
すっかりお気に入りの1本になった。

だが、しばらくして「Gokuriオレンジ」は店頭から姿を消した。
私は探し回ったが、見つからなかった。
やはり、あの黒いデザインが不評だったのだろうか。
私は恋人に去られたような心境だった。

ごめん、これはいいすぎ。

気になって調べてみると、どうやら期間限定の販売だったらしい。
サントリーによると、「グレープフルーツ」が販売開始以来、
予想を超える売り上げにより、原料となるグレープフルーツが足りなくなったというのだ。
なるほど、果肉を使っている以上、収穫された果実を超える量は作れないということか。
輸入大国日本といえども、予想外に対応する調達は難しかったようだ。
こうしてグレープフルーツ味は翌年春まで販売休止となり、
その間の代替商品としてこのオレンジ味が販売されたのだった。
言われてみれば、一時期「グレープフルーツ」の方を見かけなかった。
てっきり、店側が新商品だけを仕入れたものだと思っていたが、
販売休止になっていたとは気づかなかった。

グレープフルーツの代わりとして急遽登場となったオレンジ味。
それにしては、このデザインはかなり冒険である。
いや、期間限定だからこそ、冒険できたといえるのか。

何にしても、この「Gokuriオレンジ」の復活を願ってやまない。
もう一度、帰ってきておくれ~。





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日本史オタク

戦国ゲームの影響なのか、巷では戦国史が密かにブームらしい。
戦国武将のフィギュアなんかも人気らしいが、ついに缶の世界にも登場だ。

BASARA3

戦国BASARA2 英雄外伝
清涼飲料 190g
原材料は中身によっていろいろ
アプリス(2007)


えーと、高速道路のSAには、なぜかこうしたキャラクターものの
缶ジュースが素晴らしい品揃えで陳列されていたりするところがある。
またいずれ紹介するが、芸能人ものやゲゲゲの鬼太郎ものなどである。
キャラクター缶はヴィレッジ・ヴァンガードなどでよく見かけるが、
こいつはSAに寄った時に初めて見たので買ってしまったものだ。
どうやら高速道路限定で、下界ではあまり売られていないらしい。
他ではアニメイトで入手可能とか。しかも箱ケース入りで。

で、この「戦国BASARA」はカプコンより発売されている
プレイステーション2や任天堂Wiiのゲームである。

BASARA4

私はゲームはするが、最近のゲームには疎いので情報はなし。
ま、ゲームについてはそれ相応のサイトでも参考にしてもらうとして、
問題はこの缶である。

BASARA1

渋すぎる。 

伊達政宗、真田幸村、毛利元就である。
日本史を勉強した者なら一度は耳にしたことのある名前だ。
加えて前田慶次、長曾我部元親、片倉小十郎。
ここまでくると、かなりマニアックではなかろうか。
前田や長曾我部はまだしも、片倉ってなにやった人だっけ…。

えーと、なになに…、

伊達に仕えた武将で、大阪夏の陣で真田幸村と戦ったと。
代々の当主を片倉小十郎と呼んだため、3人の小十郎がいる…と。

ふーむ。知らんかった。教科書には出てこなかったぞ。

ともかく、ゲームに登場しているのであろうキャラクターが
それぞれのイメージカラーに分けられてプリントされている。
キャラクターデザインは、「花の慶次」の原哲夫かと思ったが、
ゲームのキャラクターをデザインをしている土林誠という人らしい。
このキャラクターの名前が堂々とプリントされたデザインが、
結構目を引くとゆーか、戦国武将好きにとってはたまらんようだ。
デザイン論を語るのも無意味なほど、分かりやすいパッケージング
これはこれで「あり」だと思う。

ちなみに味はキャラクターのイメージカラーに合わせたものだそうだ。

青 伊達政宗‥‥‥‥スポーツドリンク
茶 片倉小十郎‥‥‥烏龍茶
赤 真田幸村‥‥‥‥カシス&オレンジ
黄 前田慶次‥‥‥‥パインアップル
紫 長曾我部元親‥‥グレープ
緑 毛利元就‥‥‥‥緑茶

このイメージカラーが、どーゆーイメージなのかわからんが、
とにかく中身は色から連想されるものだとゆーことだ。
片倉が烏龍茶で毛利が緑茶って、単におっさんはお茶ってことでは?

BASARA2

しかし、こんなものが出てくるなんて、缶へのプリント技術も
向上したとゆーか、簡便になったとゆーか、いい時代になったものだ。
芸能人ものなども、写真がそのままプリントできちゃうわけだからなぁ。

ただ、この手の缶ジュースにひとつ言わせて欲しい。
この大きさで157円は高いぞ。




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飲め!スマップ

雑談が続いたので、久しぶりに真面目なデザインの話でもしようか。

と思って、選んだのがこれ。

Smap1

Drink! Smap! 
炭酸飲料 350ml
糖類、香料、酸味料、カラメル色素、カフェイン
キリンビバレッジ(2002)


独特のデザインなので、記憶にある人も多いかも知れない。
また特に関東地方では、目にした機会が多いかも。
この缶は、前代未聞の自販機ジャックをやったのだ。
自販機ジャックとは、自販機のサンプルはおろか、
自販機自体の外装からなにから全て、この缶のデザインに統一し、
それを複数台並べてしまうという、意表をついた販売形態をとったのだ。
もちろんこれは通常販売ではない。目的は宣伝だ。

Smap3

これとよく似たことを、歌手の「氷室京介」がやったことがある。
電車の中吊り広告を、全車両全て新作アルバムCDの広告で
埋め尽くすというものだった。
どの車両に乗っても、目に入る全ての広告が氷室京介。
しかも真っ赤な広告だったので、車内の景色が目に痛いこと。
この広告ジャックは、スケールの大きさで話題になったものだ。

時は21世紀に入り、かの有名なアイドルグループ「スマップ」が、
新しいアルバムCDを発売することとなった。

その名も「Drink ! Smap ! 」。

このアルバム名は「渇いた心を潤す」というコンセプトからつけられたというが、
当然ながらドリンク展開をふまえてこじつけた命名だろう。
スマップ缶は、CD発売と同時に組まれた全国ツアーの期間限定で
2002年7月~11月のみ、キリンから全国に発売された。
ま、つまり音楽業界のビクターエンターテイメントと
飲料メーカーのキリンビバレッジがタイアップして、
双方の販売促進を目論んだ商品というわけだ。

ただ、今回のびっくりはそのデザイン展開だった。
アルバムCDのジャケットには、このスマップ缶が描かれており、
スマップ缶はまさしくアルバムジャケットから飛び出てきたような
「そのまんまのデザイン」で発売されたのだ。

Smap2

この缶のデザインについて詳しくはあとで触れるが、
とりあえずパッと見た時に目を引いたのは間違いない。
なんたって、Smap!と赤文字でデカデカと書かれているのだ。
私は芸能ネタに興味がないので、アルバム発売など知らなかったが、
さすがにスマップは知っているので、初めてコンビニで缶を見た時には
なんの冗談だ?」と思って手に取ったのだった。
だから、デザイン的にも話題になっていたのは不覚にも現物を見てからだった。

今回のジャケットやポスターなど、この企画に関するデザインの
総合ディレクターとして白羽の矢が立ったのが「佐藤可士和」である。
佐藤可士和は、デザイン業界では知らないものはいない売れっ子で、
ホンダステップワゴンの「こどもと一緒にどこいこう」というCMを作った人物。
他には、NTTドコモのN702シリーズをデザインしたことでも有名である。

Smap5

そしてこの「Drink! Smap!」缶もそのひとつ。
これらのデザインは美術の教科書にも載ったぐらいなのだ。

しかし、この缶のデザイン、よく見ると意外とちゃちい。
Smap!の両サイドにスカイブルーで書かれた文字、
英語かと思ったらローマ字である。

 Smap!正広中居、拓哉木村、吾郎稲垣、剛草薙、慎吾香取.
 みんな 仲良く、元気に 今日も、笑顔で がんばりましょう.
 さあ、聴こう!さあ、飲もう!Smap!


と、ローマ字で書かれている。
名前はいいとして、「Minna Nakayoku」とか、どーよ。
小学校の掲示板に貼ってあるようなチープなメッセージも、
横文字にするとカッコよく見えるから不思議だよなぁ、日本人て。

さて、問題の中身はというと、まず炭酸飲料である。
キリンビバレッジによると、こうである。

「当社が発売する炭酸飲料「Drink! Smap!」は、
 甘苦い厚みのある飲み応えと炭酸ガスのハードな刺激に、
 緑茶の風味が隠し味となった、
 一度飲むとクセになる独特な大人の味わいです。」


しかし、缶にはどのような味かはどこにも書いていない。
いったい何味なのか、外観からはまったく分からないし想像もつかない。
とりあえず原材料を見るとコーラと酷似している。
で、実際の色も透き通った茶褐色で、やはりコーラと同じ。

とゆーよりコーラだろ、コレ。 

いや、コーラより薄いとゆーか、甘いとゆーか、苦いとゆーか、
そして、どこに緑茶の風味があるというのだろうか。
あるサイトでは、こう評していた人がいた。

「歌に踊りにトレンディドラマからコメディまでこなすスマップが
 多芸に表現する社会の淵の深遠さを表象するには
 このような意味深長な味が必要なのだろうか。
 確かに「独特な大人の味わい」であるが、ちょっと独特すぎたようだ。」

なるほどうまい表現である。
が、しかし、単純にはっきり言えば「ちょっとまずいコーラ」なのだな、やはり。
ちなみに中居正広も「風邪薬のシロップみたい」と語っているらしい。
これって誉めてないよなー。

「一度飲むとクセになる独特な大人の味わい」 

…えーと、クセになった人がいたら手を挙げてー。


まめちしき

まず、SMAPの名を冠した飲料としては森永乳業から1989年に発売された『SMAP』以来13年ぶりらしい。その時のデザインはどんな感じだったのだろうか。それと今回、「自販機ジャック」と書いたが、これはもちろん造語である。そもそも、「ハイジャック」以外の「シージャック」とか「トレインジャック」とか「バスジャック」という言葉も、日本が作り出したものである。英語の「ハイジャック」を、空を意味する「ハイ」に対して「ジャック」を「乗っ取り」という意味に勘違いしてのことだろうが、ジャックにはそのような意味はない。由来も諸説あるようで定かではないが、調べてみると面白いことがわかった。日本語にも「ジャック」という言葉があるのだ。
じゃっ‐く〔ジヤク‐〕【×惹句】 「人の心をひきつける短い文句。特に広告文などで、誇張してうたい上げた文句。キャッチフレーズ。」あら、意外と自販機ジャックのジャックに合ってないか?




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戦場は白馬 6

とまあ、延々と長野オリンピックの思い出を語ってきたわけだが、
やっと本題に入るとしよう。

Olympic Beer 1
キリンビール 一番搾り 生
ビール 350ml
麦芽、ホップ、米、コーン・スターチ
麒麟麦酒株式会社(1998)


キリンビールの長野オリンピックバージョンだ。
要するにスポンサー企業としてのタイアップ商品。
以前にコカ・コーラの回でも紹介したように
こうしたイベントでは必ず登場するアイテムだ。
というわけで、当時は珍しいものでもないのだが、
イベントが終了してしまえば入手不可能になるものでもある。

デザインとしては非常にシンプル。
長野オリンピックのシンボルマークと各競技のマーク。
どれも公式デザインで、関連グッズにもよく使われた。
白地にだけの配色もシンプルそのもの。
この金色赤色は、もともと一番搾りに使われている色なので、
緑色だけを追加したプリントとなっている。
このシンプルさや配置には一考すべき点もあるように感じるが、
コストや配色という制限の中では、よくできているとも言える。
もともとある色とはいえ、金色を使ってあるのがいい。
これがシンプルなデザインに華やかさを醸し出させる助けとなっている。

とは言いつつ、実は長野オリンピックのデザインそのものが
良くできているのが一番の理由だと思う。
各競技をデザインしたものを花のように配置したシンボルマークは
こうしたイベントのマークとしては異例なほど秀逸な仕事だと思う。
よく、子どもウケを考えてか、がっかりするようなシンボルマークに
なってしまうケースが見受けられるが、これは違う。
これをデザインした人も偉いが、これに決定したクライアントもセンスがいい。
長野オリンピック委員会、よくやった。
ちなみに、これは裏側半分で、表側は通常の一番搾りである。

Olympic Beer 2

最初の4コマ漫画はもちろん実話である。
モーグルで初めて長野オリンピックに生で触れてから、
ほぼ毎週末に長野入りし、時々ダフ屋(?)からチケットを手に入れては
いくつかの競技もきちんと観覧できた。

この時は、長野入りしたものの別にあてもなく、
長野駅をうろついていた時の話である。
何やらテレビカメラがいて人だかりができていたので近寄ってみると、
いかにもという感じのスタッフから声をかけられた。

「どうですか、やってみませんか?」

「はあ、なにをすればいいんですか?」


「長野オリンピックについて何かひと言叫んで欲しいんです。」

「はあ。叫ぶんですか。」


「記念品も出ますから。」

このひと言で決定。いったいどんな記念品だろう。

私はカメラの前に立ち、合図とともに力いっぱい叫んだ。
叫んでくださいというから叫んだのだ。
しかし、恐らくこんなに大声で叫んだ人はいないのだろう。
スタッフも周囲のヤジウマも、若干引き気味に驚いていた。
やりすぎたか、と気づいて顔が熱くなったが、すでに手遅れ。
その昔、演劇部で鍛えた私の喉は、気合いを入れると
結構な声量が出るのだった。

「バッチリです!夕方6時から放送しますので。」

それにしても、こんな取材なんか受けて大丈夫だったろうか。
まあ、放送されるとも限らないし、どうせ使われても一瞬だろう。
それよりも記念品て何だろな~♪

「はいこれ。」

手渡された記念品は、期待したオリンピック関係のグッズなどではなく
単にテレビ局のバッジか何かだった。…がっかり。
(記憶にないぐらいだから、本当にたいした物ではなかったのだろう。)

夕方放送といわれても、長野にいた私はその番組を見ることはできなかった。
そして翌日、何も考えずに出勤すると職場のホワイトボードに

「白馬氏、長野駅前にて発見!」 

と、デカデカと書かれていた。これにはまいった。

「お、オリンピックバカの登場だ!」

「あのー、映ったんですか?」

「映ったもなにも、あんたが叫んだところでタイトルが出たよ。」

「どひゃー!」

今となっては、いい思い出ですな。
…て、もう10年前の話だよ。 どひゃー!




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戦場は白馬 5


「はーい、みなさん、こんばんはー!」 

わざとらしいぐらい元気な声で、女の人が出てきた。

誰だ??

どうやら、長野の放送局のアナウンサーのようだ。

「さあ、みなさんお待ちかねの…」 

ん? なになに? お待ちかねって、みんなは何が始まるか知ってるの??

「オークションターイム!!」 

ええ!? オークション?? 何の? ここで?

「さあ、今日は素晴らしい目玉商品がありますよ!」 

おお? 大丈夫か? なんか怪しいもんじゃないだろうな?
最後は布団を20万円とかで買わされたりしないだろうな?

「なんと、里谷多英選手が実際に使っていたゼッケンです!!」 

「おおーっ!」

おー、なるほど、そういうことか。





…って、え-----!?
金メダリストのゼッケン!?

いいの!? そんなの売りに出しちゃって!? 

「さあ、まずは500円から!」 

しかも安い! 

「1000円!」

「2000円!」

思わずつられて言ってしまった「3000円!!」

とまぁ、こんな感じで、
次々とオリンピックに関するものがオークションに掛けられてゆく。
さっきのゼッケンは、はるか高値で誰かが落札した。
つまり、チャリティーオークションなわけだが、
表彰式のあとにこんなイベントがあるとは。
テレビでは絶対放送しないから知らなかったよ。

私としては、スタッフが着てるウェアが欲しいんだけどなぁ。
スキーウェアみたいなグレーのスタッフウェア、バイト代が出ない代わりに、
ボランティアのスタッフに配られてるというのだ。
ちょっとカッコイイし、欲しいんだよなー。
あと、日本選手が表彰式とかで着てる制服も。

後に、制服はレプリカが発売されたが、スタッフウェアは非売品。
今だったらネットオークションでバンバン売られたりするんだろうが、
この時代にはもちろんそんなものはない。

表彰会場でのオークションイベントが終わり、時間もそろそろ遅い。
しかし、まだ終わらないようだ。

「さあー、みなさんお待ちかねの…」

おお? 今度はなんだ??

「スノーレッツの登場ー!」 

「わーっ!」 

喜んでるのは子どもだけのような気がするが、私も内心ちょっと嬉しかったりする。
なるほど、スノーレッツくんたちは、こういうところでも活躍するわけか。

「さあ、みんなで輪になって踊ろー!」 

アナウンサーが言うと、オリンピックのテーマソングである
「WAになっておどろう」が流れ出した。
V6がカバーして歌ったことで有名だが、長野オリンピックで使われるのは
AGHARTA(アガルタ)というメンバーのオリジナルバージョンの方だ。

「♪WA~に~なって~お~どろ~、み・ん・な・で~」

こういうものにいまいちノリ切れない私だが、
旅の恥はかき捨てだ。ここはひとつ、ちょっと踊っておこう。

子どもたちは楽しそうに踊っている。
こんなイベントが毎日催されているのだろうか。

「♪WA~に~なって~お~どろ~、ランララ・ラン・ラン・ラ~ン」

こうして長野の夜はふけてゆくのだった。 




動画は閉会式での「WAになっておどろう」
これについては、次回。



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